ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

悪の経典 貴志祐介

 

 

悪の教典(上) (文春文庫)

悪の教典(上) (文春文庫)

 
悪の教典 下

悪の教典 下

 

 

 

 


上巻 内容(「BOOK」データベースより)

晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。


下巻 内容(「BOOK」データベースより)

圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く、学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった!ミステリー界の話題を攫った超弩級エンターテインメント。

 

 

ネタバレ&感想

バトルロワイヤルのような大量殺人もの。

人気者の高校教師蓮見は実は影では邪魔者をうまく排除する悪魔のような人物だった。

ある日彼は、つまらないミスを犯しそれを隠すためにクラス丸ごと排除することにして・・・・


ひとりひとりの描写も丁寧だし、快楽殺人ではなく、自分がうまく立ち回るためであれば例えばそこに殺人という方法があれば躊躇せず行う
という主人公の設定も面白い

 

ただ知能犯という設定の割に結構雑。
もう少し犯行に緻密さがほしい。

 

 

そして何より怖くない。

ぞっとする怖さがどこかでプラスされてたら、さらに読む手がとまらなかったのにと残念に思う。

 

 

玩具修理者 小林泰三

 

 

玩具修理者 (角川ホラー文庫)

玩具修理者 (角川ホラー文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。ある日、私は弟を過って死なせてしまう。親に知られぬうちにどうにかしなければ。私は弟を玩具修理者の所へ持って行く…。現実なのか妄想なのか、生きているのか死んでいるのか―その狭間に奇妙な世界を紡ぎ上げ、全選考委員の圧倒的支持を得た第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。

 

内容&感想

短編というタグをつけたけど中編2作。

玩具修理者と酔歩

ホラー小説大賞受賞作ですがおばけや幽霊が出てくるホラーとはちょっと違う感じの小説です。

 

玩具修理者

いつもサングラスをかけている彼女。

その理由を聞くと、彼女は小さい頃の不思議な話を始める

それは、「小さい頃近所にいた玩具修理者」の話。

彼はなんでも直してくれる。

簡単なおもちゃも難しいおもちゃも死んだ猫ですら。。。

彼女はある日誤って弟を事故で死なせてしまいます。

 

困った彼女は死んだ弟を背負って玩具修理者のもとに運び・・・

 

これは面白かった。ぐろいんだけどそういうのが平気な人なら

楽しめます☆

酔歩する男

ある日居酒屋であった不思議な男。

自分の大学時代の親友というが全く身に覚えがない。

気になった男は彼の話を聞くことに。

タイムトラベルといっていいのかよくわからないけど時間を使った話。

時間があっちいったりこっちいったりかなりややこしいです。

せめて時間が点じゃなくて線であってほしい。

でも妙な現実味があって面白い


タイムスリップした後その世界にとどまるわけじゃなく、ずっと時間

をさまよい続けるというのも変わってていい。

タイムトラベル系の話が好きな人はぜひ

ちなみにこの話タイムトラベル方法がかなり本格的というか理系の方向けっぽい説明がされています。

正直私はちょっと何言ってるかわからない状態だったのですが、理系の人はそのあたりも楽しめるかも

 

 

 

家守 歌野晶午

 

 

家守 (角川文庫)

家守 (角川文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

九州から東京の一軒家に越してきた夫婦。間もなく妻が「誰かの目を感じる」と訴えだした。原因を探る夫がネットから見つけてきたのは、かつてその家で、凄惨な一家惨殺事件が起こったという記事だった。その日から、妻の様子がおかしくなり…。(「転居先不明」)密室で発見された主婦の死体が思わぬ事件を暴き出す表題作など、5つの「家」にまつわる人の悪意と謎。読者の予想を必ず裏切る、衝撃のミステリ!

 

 

 

あらすじ&感想 

家を題材にしたミステリー5編。

奇をてらった話が多くて少しホラー要素もあり私的には大満足。
よくよく考えるとあらがあるけど、短編だしこれで十分。

 


「人形師の家で」

人形の女性しか愛せない男が住む屋敷が舞台。

人形師の家で友達のサトルがある日忽然と消えた真相が大人になって明らかになる。


っとここまでは読んだことありそうな話だけど、そこにさらに人形師と主人公の関係をからませてるところがいい!

 

 

「家守」

寝ている間に密室で窒息死した妻。

第一発見者の夫はとてつもなく怪しいが・・・・。

 

 

密室トリックもの。

ただしトリックはかーーーーなり無理がある気がする。
そしてこの話も「人形師の家で」と同じく、一つの事件をもう一つの別の事件と合わせてあるんだけど、今回はそれがいまいち。いや「そんなうまくいくかーーーい」という突っ込みを楽しむ作品なのかも

 

「埴生の宿」

日給5万円のアルバイトは痴呆症の男の前で息子になりきり目の前で死んだふりをするというものだった。

 


これが一番面白かった。

実際自分がその場所にいたら和希と同じ行動をとりそうで怖い。
後味が悪いところも私的にはよかった。

 


「鄙」

昔話に出てきそうな田舎の村でおこる殺人事件。

 


生きてるように見せかけたってのは無理がある。
あと、主人公の兄が「官能小説家」っていう肩書なんだけど、その必要性が感じられない

でもミステリー小説としての完成度は高い!短編でなく長編で見たかったかも


「転居先不明」

田舎から東京にやってきた主婦はいつも誰かに見られてる気がして・・・

 

これも面白い!!
積極的に殺すわけじゃないけど、うまくいったら死んでくれるかも
っていう運を天にまかせた犯罪
という題材自体が面白いし、それをとってもうまく使ってる。

 このお話が好きだときっと正月十一日鏡殺しが好きなはず

雰囲気が似てます。

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 同じく歌野さんの短編

新装版 正月十一日、鏡殺し (講談社文庫)

新装版 正月十一日、鏡殺し (講談社文庫)

 

 

 

 

優しいおとな 桐野夏生

 

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優しいおとな (中公文庫)

優しいおとな (中公文庫)

 

 

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2018年本屋大賞 かがみの孤城 辻村深月

 

 

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

内容紹介

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

 

あらすじ&ネタバレ

最近はドラえもんの脚本とかも書いていて、ミステリー作品にとどまらず冒険もファンタジーもって引出し多すぎ辻村さん

 

でもファンタジー作品の中にもミステリー要素が含まれてて辻村さん色はちゃんと出てます。

 

7人が出会うまで

主人公は中学1年生のこころ

入学してすぐに学校でいじめがあり不登校に。

母はそんなこころを表面上は理解してるふり(ふりのように、こころは感じている)をしてフリースクールをすすめてくれたが、フリースクールも心と体が拒否してしまい通えなかった。

そんなこころをみて落ち込む母をみて落ち込むこころ。

 

そんなある日、こころは部屋の鏡に吸い込まれ不思議な古い城のような場所に。

そこには狼のお面をかぶった女の子(オオカミサマ)とこころ以外の6人の中学生がいて・・・

 

オオカミサマ曰く

  • この城には誰にも入れない願いの部屋があり、その部屋のカギを見つけた一人だけがその部屋に入り願いをかなえることができる。
  • 期限は3月30日。
  • 城に入れる時間は9時から17時までその間は自由に行き来できるがそれ以降も残っていると狼に食べられる
  • 城にはそれぞれの部屋が用意されている
  • 誰かにここのことを話すと城への道は閉ざされる

という城のルールを教えられる。

 

主人公のこころ

しっかりものの中3アキ

イケメンの中1リオン

声がかわいい眼鏡女子中2フウカ

ゲーム大好き中2マサムネ

ハリーポッターのロンに似てるスバル

小太り男子ウレシノ

 

共通点はどうやら学校に行ってないこと(みんな9時17時に城に来れるので)

 

7人が仲良くなるまで

最初はみんなぎこちなかったもののこころはこの城の居心地のよさにしょっちゅう顔を出すようになります。

 

途中ウレシノが女子を順番に好きになっていったり、スバルが突然兄に染められたといって金髪になってきたり、リオンが実はハワイに住んでいて皆と違って学校に行ってることをしったりとそれぞれの境遇の違いを知りギクシャクすることもありつつ仲を深めていく7人。

 

 

10月ごろには、見つかったら願いをかなえる人を一人決めそのあとは1日でも長く入れるように3月30日まで願いをかなえないようにしようと決定し、皆で鍵を探すことにするという話合いが行われます。

 

平和的解決だと思われたのですが、ここへきてオオカミサマに「願いが叶うと皆のここでの記憶が消える」という新しい条件を聴かされます。

 

願いのかなう鍵について

誰かの願いをかなえてすべての記憶を失う

誰も願いをかなえずに3月30日まで過ごすかで悩む7人

 

アキを除く6人は記憶を残しておきたいと考えていましたが、アキだけは・・・

 

7人の共通点

中学の制服を着てきたアキにより7人が同じ地域に住んでいる同じ中学の学生だということがわかります。

(リオンもハワイ留学がなければ同じ中学出身)

なぜか地域のお店の話等が少し食い違うものの近所に住んでいることがわかり喜ぶ7人。

 

 

学校で会う約束

皆がいる日にマサムネが3学期の始まりの日に1日だけ皆も学校に来てほしいとお願いします。

マサムネの両親は登校拒否中のマサムネが学校に行けるようにと転校の手続をとろうとしていたため、それを阻止するために学校に通えるところをみせたいというのがその理由でした

保健室でも音楽室でも午前中だけでもいから中学に皆がきてくれるとそれだけで心強いと。

 

こうやってここで会えたメンバーと外でも助け合えることがわかり、こころは不安でしたが皆がいるからとマサムネとの約束を守って学校に向かいます。

学校に行くと先生から今日こころが登校することを担任から聞いたこころをいじめていた女子美織からの手紙が靴箱に入ってい田のですが、手紙には反省しているふりをして自分のことばかり書いている手紙が入っていて心底うんざりしてこころは保健室に向かいます。

 

保健室さえ入れば誰かがいるはず・・・

そう思って行ったのですが誰もいなくて、それどころかそんな生徒たちが存在しないことも保険の先生に知らされパニックに・・

 

7人の出した予想

その日他のメンバーも全員学校に行ったにもかかわらず誰にも会うことができなかったことを知り、お互いの世界がパラレルワールドではないかと考えます。

同じ地域に住んでいながらお店が違ったのも納得できます。

ということは記憶を残したまま3月30日を迎えても誰も会えない上に助け合うこともできないとしり絶望します。

 

秘密の鍵と現実世界のこころ

オオカミサマは外で会えなくもない。

鍵のヒントは最初から出している

好きな童話は見ての通り赤ずきんちゃん

と解決のヒントのようなものを与えてくれますがまだ謎は謎のママです。

 

また現実世界では、いじめにあう前に仲良くしていた子からおうちに誘われ学校で話かけることができなかったことを謝罪されます。

もうすぐ名古屋に引っ越してしまうので会えなくなってしまいますが、最後に話せてよかったとこころは思います。

 

最後の日

最後の日、約束を破って17時になっても戻らなかったアキ、戻らなかったアキだけでなく、その日に城にいた人間全員が呼び戻されオオカミにより食べられることになり、そのことを知ったその日行かなかったこころは皆を助けにいくことに

 

暗くて今までのお城とは様子が変わってしまった場所で皆を探しながら、バツ印が書かれた場所を触るとそれぞれの記憶が流れてきます。

マサムネは嘘つきでホラマサと呼ばれ仲間外れにされていたこと。

ウレシノがいじられキャラでいじめられていたのにマサムネのためにあの日学校にいって耐えていたこと

スバルが両親を亡くし祖父母とのつまらない暮らしに飽き飽きしていたこと

フウカが小さいころピアノの天才と呼ばれていたのに上手く結果が出せず、それでも母親は子供を信じて過剰なレッスンを受けさせ続けていていること

リオンは小さいころに姉を病気で亡くしていて、その姉に「一緒に学校に行きたい」とお願いしていたこと。そしてその姉から母のそばにいるように頼まれ母のそばにいたことで、母に疎ましく思われハワイに留学させられていたこと。

 

そしてこの時のリオンの願いがいをかなえるためにオオカミ様としてリオンの姉がこの世界を作っていたことに気づきます

 

最後はアキの記憶

アキは義理の父親に性的暴行を受けそのためこの城から帰りたくないと約束をやぶり17時以降も残ったことを知ります。

 

ここまでの記憶を見た後

こころは時計の裏に隠された鍵を使い願い事「アキのルール違反をなかったことにしてください」をかなえます。

 

そしてアキを引っ張り出していると背後から他の5人が現れ全員が戻ってきました。

 

 

 

7人のつながり

お互いがパラレルワールドの世界で生きていると7人は思っていましたが、実は同じ世界軸。

ただ住んでいる時間が違ったのです

 

スバルは1985年

アキは1992年

こころとリオンは2006年

マサムネ(正宗青澄が本名。下の名前がアース)2013年

フウカが2020年

ウレシノが2027年

 

それぞれ7匹のこやぎになぞられ7年差。

アキとこころの間が14年はなれているのはリオンの姉(オオカミサマ)の時間軸が入るから。

 

最後にスバルは正宗が嘘つきと呼ばれないようにゲームを作る人になると約束し。ウレシノはフウカに告白し。別れの日を迎えます。

 

城が3月31日じゃなく3月30日で終わるのもリオンの姉の命日だったから。

最後にリオンはオオカミサマにお姉ちゃんと呼びかけます。

みんなのことをお姉ちゃんのことをこのことを覚えていたいとオオカミさまにリオンが頼み

オオカミ様が「善処する」と答えその姿が消えて行きます。

 

現実世界

こころは再び学校に通うことに

通学途中でリオンに声をかけられます。

こころは記憶を失っていますがなぜか知っているような・・・

 

そしてアキ。

結婚して喜多島と性を変え、こころのそしてウレシノ達が頼っていたフリースクールを経営しています

 

正宗があるゲームを絶賛しているシーンがありますがそのゲームをつくったのがスバルだということもわかります。

 

まとめ

ファンタジーが苦手なのですが、この本はとっても面白かった!

中学生の心の繊細さなんかもとてもうまく描かれていました。この時の熱を帯びたエネルギーのあるでもまだやわらかい壊れやすい感じをまるでまだ中学生かのようにリアルに描くことができるのは本当にすごい。

 

探偵倶楽部 東野圭吾

 

 

探偵倶楽部 (角川文庫)

探偵倶楽部 (角川文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。警察は第一発見者である父を疑うが、彼には確かなアリバイがあった。しかしその言動に不審を抱いた美幸は、VIP専用の調査機関“探偵倶楽部”に調査を依頼する。探偵の捜査の結果、明らかになった意外な真相とは?冷静かつ迅速。会員制調査機関“探偵倶楽部”が難事件を鮮やかに解決

 

あらすじ&感想


会員制の「探偵倶楽部」が依頼に基づきさまざまな謎を解く短編集。
電車の中で読んだりするとあっさりしてるし面白いと思う。

 

偽装の夜


大手スーパの経営者正木藤次郎が自殺した。

発見したのは、藤次郎に自殺されると都合の悪い3人

そこで3人は偽装を企てるも翌朝その死体が消えてしまった。

自殺したことを知らない長女は、探偵倶楽部にお願いする

 

 

罠の中

資産家・山上孝三が自宅の風呂場で死亡した。

死因は心臓麻痺。

事故死と判断されるも妻・道代は、殺されたと思い探偵に依頼

 


調査の結果

  1. 最初、被害者孝三はお手伝いさんと後二人(A・B)の4人で共謀して奥さん自身を殺そうとしていた
  2. それぞれの動機は①被害者孝三は奥さん以外に好きな人がいた②Aは奥さんと関係がありそろそろ結婚するので手を切りたかった③Bはお金に困っていて被害者に雇われてた④手伝いさんは孫の手術費用が欲しかった。
  3. でも、最終的にお手伝いさんは被害者孝三が死んでから奥さんに借金を頼んでも奥さんは貸してくれると思い日ごろ世話になってる奥さんではなく被害者孝三を殺した

 

という落ちなんですが、この後、お手伝いさんはお金を借りずに自殺してしまうんだけど孫の手術費用どうなったんだろう‥。
もしや孝三の奥さんではなく孝三を殺してしまったから後の二人に殺されたの?とよく意味が分かりませんでした。

 

依頼人の娘

美幸が家に帰ると母親が死んでいた。

警察は、父親を疑っていたが、父にはアリバイがあった。

しかし、美幸は父が何かを隠していると考え調査を依頼

 

 

探偵の使い方


阿部佐智男の浮気調査を依頼した妻の芙美子。

その浮気相手は親友の明子であった。

芙美子は、明子の夫にその事実を打ち明ける

 

その後、阿部佐智男と明子の夫が死ぬ。

警察は、明子の夫が、妻と佐智男を毒殺しようとして、誤って毒の入ったものを飲んでしまって死んでしまったものと考えていたが・・・

 

薔薇とナイフ


大学の教授泰三の次女由理子は妊娠していた。

父親の名前を娘が言わないので探偵に依頼。

そんな時、今度は長女の直子が殺されてしまう。

酔っ払い間違って次女の部屋で寝ているところを襲われて殺されたため由里子のお腹の子の父親が容疑者となるが・・・・

 

まとめ

探偵ものといえば探偵が中心に話が進むことが多いなか、この本では探偵が素晴らしい仕事をしながらもその内容を依頼者に渡すだけという完全に脇役のまま終わってるところが斬新でした。

 

 

〇〇についての本あるかしら? 子供と一緒に読んで空想しよう 「あるかしら書店」ヨシタケシンスケ

 

あるかしら書店

あるかしら書店

 

 

内容紹介

その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。
この本屋さんでは、「あったらいいな」という本や夢いっぱいのグッズが、次から次へと飛び出します。月明かりの下でしか読めない「月光本」、読書に付き合ってくれる「読書サポートロボ」、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」などなど、読んだらきっと「本ってやっぱりいいよねぇ」と言いたくなってしまうエピソードが満載。大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんの豊かな発想力がめいっぱい詰まった、ますます本が好きになってしまう一冊です。

 

 

子供と一緒に空想ごっこ あるかしら書店

この本は大人が楽しむための本なのでルビ等はありません、なので子供と一緒に読んであげるのがおすすめです。

「〇〇についての本あるかしら?」とお客さんが聞くと必ず「ありますよー」と答えてくれる不思議な本屋さんのお話。

 

月あかりの元でしか読めない不思議なインクで書かれた本や、本を上と下半分にわけた上下本(二人で一緒にもって読む)等いろんな本や本にまつわるグッズ等がでてきて楽しいです。

 

自分が詠むならどんな本がいい?

この本を育てる木家にあったらいいなぁ。

毎年良作のミステリーの本が実って収穫したいなぁと大人も楽しめます。

 

階段やはしごがない図書館。

毎年少しずつ水がたまり下の本は水につかってもう読めなくて上の本はまだ手が届かず読めない。

毎年ちょうど船が浮かぶ場所の本だけがよめる図書館。

が私のお気に入りです。

 

 

 

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【2004年のホラーサスペンス大賞受賞作】九月が永遠に続けば 沼田まほかる

 

九月が永遠に続けば (新潮文庫)

九月が永遠に続けば (新潮文庫)

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。

 

別れた医者の夫(雄一郎)の元患者で再婚相手(亜沙美)の連れ子(冬子)の恋人(犀田)と情事を繰り返す佐和子。

そんなある日高校生の一人息子(文彦)が突然いなくなり次の日にその愛人(犀田)が電車に飛び込んで死亡した。
一人息子の文彦が愛人を殺したのか?それとも??息子の生死は?


この作品がデビュー作とはとっても思えないほど読みやすくて面白かったです。
夜読み始めたのですが、朝までぶっ通しで読んでしまうほどのめりこみました。
「ホラーサスペンス大賞」受賞作品ですが、ホラーというよりミステリーに近いかも。

 


最初は、元夫(雄一郎)と何かしらの形で繋がりたいと願うあまりによりによって元夫の連れ子の恋人(犀田)とホテルに行き、そのせいで息子がいなくなったかもしれないのに、プライバシーにずかずか踏み込んでくるも優しい隣人(服部)に腹をたてている主人公の佐和子に腹立たしさをかんじていたのですが、話は途中で大きく変わっていき、元夫の再婚相手の過去が明らかになってくるころには、この本の大きな謎であるはずの息子の逃亡と愛人の事故死のつながりよりも、この元夫の再婚相手(亜沙美)がこの本の核だと気づきました。(実際、息子の行方と愛人の事故死の謎ときはさほど面白くないです)

 

ここからちょっとネタバレ

 

佐和子は人を見下すところがあるし、ヒステリーだし、元夫へのゆがんだ愛も気持ち悪いんだけど、でもいなくなった息子の身を案じている姿等は共感できる人物。

まぁ良くも悪くも普通のおばさん。

 

犀田の事故死の真相は、文彦の学校に文彦に思いを寄せる女性がいて、その女性が文彦と冬子が付き合っていると勘違いし、冬子が恋人の犀田といるところを目撃した時に二股していると勘違いし、冬子を殺すつもりが間違って犀田が電車にひかれてしまったというものでした。

この後冬子は人間関係につかれて自殺してしまいます。

 

そして亜沙美。この小説の主人公といってもいい女性。

亜沙美は小さいときから何度もレイプ経験があり精神科医の雄一郎の治療を受けていた。(この過去の描写とかはトラウマレベル。冬子はこのレイプにより身ごもった子)

なのに雄一郎もまた亜沙美にドはまりしてしまい妊娠させ結婚する。

とにかくその美貌と雰囲気とで相手を狂わせる女性。

(完全に狂う男性の方が悪いんだけど。)

で現在再度精神を病んでいる。

 

彼女自身にはなんの落ち度もないと思うのですがむしろ被害者だし、でも近くにはいて欲しくない・・・。

本だからこそあり得るというよりかは現実にそういう女性がいてもおかしくないかもと思わせて本当に怖い。

彼女自身がわざとそういう風に仕向けてるという展開ならまだしも、そうではないところも怖い。

 

あ。失踪していた文彦は母親の情事なんかより思春期の抑えられない性衝動で亜沙美の元にいました。彼もまた・・・

 

 

強いて言うならばその文章力の高さからかやたら回想シーンや他の話をさしこんでくるのが多くてちょっとうんざりするところはあるかも。
あと、内容的にも盛り込みすぎて、一冊にしてしまうより別のお話にした方がよかったかなって思うところが多々ありました。


この作品がデビュー作とは思えない完成度

いやミスなので読んだ後もやもやどんよりしますが、すごい作家さんです

 

 

作家の唯川恵さんが、この本を読んで

頭で読むより、皮膚で読む、そんな印象を受けました

 と表現されていてまたその言葉がぴったりの小説でした。

 

 

 


 

うちの息子ってヘンですか?  小崎恭弘

  • 内容紹介
  • まとめ
  • 著者が考える男の子特性
    • 男の子はおたく ・・・△
    •  
    • 男の子はがさつ ・・・△ 
    • 男の子は声が大きい・・〇 
    • 男の子はプライドが高い〇
    • 男の子は下品  ・・・△ 
    • 男の子は戦う  ・・・× 
    • 男の子は芸人  ・・・× 
    • 男の子は純粋  ・・・△
    • 男の子はママが好き・・◎ 
  • 男の子のしつけ
  • 褒め方叱り方

 

 

うちの息子ってヘンですか? 男子育児のしんどさが解消される本

うちの息子ってヘンですか? 男子育児のしんどさが解消される本

 

 

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【5月31日公開決定!】最後まで読んだらまた最初から読み直したくなる 『パラレルワールド・ラブストーリー 東野圭吾』のあらすじ&ネタバレ

 

 

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る敦賀崇史。錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!?傑作長編ミステリー。

 

あらすじ&ネタバレ

20年前の作品とは思えない作品!

理系の東野圭吾さんらしいラブストーリーです

2019年5月に玉森裕太さん主演の映画が公開予定の作品です

 

www.parallelworld-lovestory.jp

これものすごくものすごくおもしろかったです。

東野作品の中ではベスト3に入る面白さ。

 

ただあらすじを書くのはものすごく難しい。

 

序章

ある日女性の不自由することがないモテモテの主人公(崇史)とは違い、内気で女性とは縁遠かった親友の智彦から「恋人を紹介したい」と言われ喜んで崇史が待ち合わせ場所にいくとそこにいたのは自分が大学院生のころに電車で何度もみかけるうちに恋に落ちていた女性(麻由子)だった。

 

1章

ここでシーンが代わる。(第2世界)

麻由子と同棲している崇史

ただ崇史は自分の生活に疑問を持っている。

果たしてこの違和感は?

現在崇史はバイテック社ではたらいていて、たしか親友の智彦も同じ会社で働いているはずだがあれだけ毎日会っていたのに最近彼は智彦のことを忘れていたことに気づく。

一体なぜ?

 

また別のシーン(序章の続き)

真由子もバイテック社に入社。

智彦と麻由子を祝福するも真由子を好きな気持ちは抑えることができない。

 

第二章

(第二世界)

なぜ智彦のことを忘れていたんだろう。

智彦が友人として麻由子を紹介してくれて自分たちは付き合うことができたのに・・

ところがその後、「あの時智彦は麻由子を恋人として紹介してた」という夢を見る。

まるで記憶が2重に存在するようだ。

智彦に連絡を取ろうとしたが智彦はロサンゼルスにいるらしい

 

 

(序章の世界)

麻由子が片方の足が不自由な智彦にテニスで盛り上がった話をしないのは智彦に対する同情心がどこかにあるからでは?と崇史は思っている。二人の仲がそうやって徐々にすれ違っていけばいいと願ってしまっている。

 

第三章

(第二世界)

ロスにいった智彦とは連絡が取れない。

そして自分には智彦がロスにいったこともふくめここ数カ月の記憶が全くない。

1年前麻由子に出会った時、智彦は麻由子の恋人だったというのは夢ではなく本当なのではないか?

 

(序章の世界)

智彦や麻由子が所属している「記憶パッケージ班」は脳に働きかけて現実ではないものを見せるという研究をしている。

そして最近研究により「記憶を改ざん」することができそうだとわかり・・・

 

 

第四章

(第二世界)

そういえば、智彦と麻由子の研究室には篠崎という男がいたということを思い出し話を聞こうとする。

彼は去年失踪して現在は退学しているようだ。

篠崎の恋人の話を聞くうちに智彦も実はロスではなく失踪しているのでは?と崇史は考えるように。

さらに、智彦から「元気にしている」という手紙が届き、その違和感からますます濃くなる。

そんな時町で偶然、1年前に麻由子を紹介してもらった時に一緒にいた女性に出会い、麻由子は智彦の恋人として自分に紹介されたという真実を知る。

 

(序章の世界)

智彦たちの記憶の研究はすごい成果を上げている。

恋人だけでなく仕事でも差をつけられてしまうなんて…。

そんなあせりから崇史はついに麻由子に告白してしまう。

 

第五章

(第二世界)

 

やはり麻由子は智彦の恋人だったのだ

と気づく崇史。

じゃぁもう一つの記憶は一体・・・

そういえば智彦は記憶の研究をしていた

そう「記憶を改編できる」という研究だったはず

ということは自分はその実験体に?

麻由子の帰りをまって話を聞こうとするが麻由子はその日から帰ってこなくなり・・・

 

(序章の世界)

崇史の気持ちには答えられないという麻由子。

 

 

第六章

(第二世界)

会社で智彦が提出した報告書を検索すると、検索結果は0件。

そんなはずはない。智彦は会社にも消された?

(序章の世界)

篠崎が「東京出身だ」と主張してひかない

彼が地方出身者だということは誰もが知っているのに、彼は冗談ではなく本当に東京出身だと自分のことを思っているようだ。

矛盾点を指摘されているうちに彼は混乱しそのまま倒れてしまった。

記憶の改編が施されたせいか?副作用?

 

 

第七章

(第二世界)

篠崎は記憶改編の実験台になり失敗し、会社に失踪の偽装工作をされているのではないか?

その時崇史には棺を運ぶ人達のイメージが浮かび・・・

 

(序章の世界)

ロサンゼルス本社に行けるのは毎年1~2人

今年は崇史と智彦が選ばれた。

智彦はこれを機に麻由子に結婚を申し込んだと聞き崇史は落ち込んでいたが、麻由子が研究を理由にその申し出を断ったことを知り崇史は自分も念願の本社行きを辞退した。

その後麻由子にロス行きの話がいき一時は絶望を味わうも、麻由子もロス行を断ったらしい。

 

そんなある日崇史は研究室から棺のような箱を運び出す智彦達を目撃する・・・

 

第八章

(第二世界)

自分の失った記憶を探すことにした崇史。

実家に帰ると、自分が送った荷物のなかに智彦の眼鏡を見つける。

なぜこんなところに?と思っているとある映像が浮かんでくる

「俺が智彦を殺したんだ」

突然浮かんできた自分の言葉にびっくりする崇史。

 

(序章の世界)

智彦はプロポーズもロス行も断った麻由子に対して何かに気づいたのか崇史の家に相談にやってくる、崇史は二人を応援することはできないことを遠回しに智彦に伝える。

 

崇史はこのまま二人がクリスマスを迎えることに耐えきれなくなり、麻由子の家におしかけついに彼女を抱く

 

第九章

(第二世界)

自分が智彦を殺した?

真実を知りたい崇史は研究室へ。

そこには篠崎と智彦が眠っていて・・

 

(序章の世界)

研究室に呼び出された崇史はてっきり麻由子の話だと思っていたが智彦は研究内容について話始める。

智彦はどうやら崇史が「智彦のサポート役としての」アメリカ行きに崇史がプライドを傷つけられてアメリカ行きを断ったのだと思っているようだ。

そこで思わず崇史は激高し、麻由子が好きなこと。

彼女も自分のことが好きだが智彦のことを傷つけたくないから会おうとしないだけなこと。

彼女を抱いたこと。

などを告げる。

それをしった智彦はその場所に麻由子を呼びどちらが好きなのか直接聞く。

すると彼女からは「そんなこといいたくない」と言われ、彼女の答えから何かを感じ取った智彦は「こうだったらいいのにという願望を利用して記憶を改ざんするドミノ効果という研究の実験を自分で行いたい」と崇史に告げる。

 

あの時1年前のあの日、

 

智彦は友人として麻由子を崇史に紹介した

 

という記憶に思い込ませることであとは自動的に脳が矛盾する記憶を書き換えてくれるはず・・・

 

智彦はそう言ってたが、その後機械はエラーを表示し、智彦は目覚めることがなかった。

第十章

智彦の事故後、崇史も記憶を改ざんし、これが1章からの第二の世界につながる

現在会社ではこの篠崎と智彦のスリープ状態の解除が最優先事項となっている。

そして唯一スリープ状態となっていない第三の被験者崇史は会社の重要な観察対象となった。

麻由子はその監視をしていたのだ。

 

やがて崇史は正しい記憶を取り戻す。

そしてスリープ状態の解除の手がかりともなる智彦から預かった手紙の存在を思い出す。

 

智彦からの手紙には、篠崎君をスリープ状態にしてしまったこと、麻由子が崇史にひかれていることに気づいていたが、今後彼女の様に素敵な女性が自分に振り向いてくれることはないだろうと思うとなかなか手放すことができないという悩みがかかれていた。

 

そして自分が実験体となりスリープ状態になれば、この結果を参考に、篠崎君のスリープ状態を解除することができ、自分が寝ている間に崇史と麻由子が結ばれれば、計算によると自分の記憶は改ざんされているから、二人を祝福できることになる。

そのためには崇史の気持ちを確認せねばならず、わざと君にひどいことをいってしまったこと謝りたいということ。

そしてよかった君たちも1年だけ記憶を改ざんしてくれたら、そしたらまた友情は保てるんじゃないかということが書かれていた。

 

 

崇史の記憶改ざん前日

崇史は、恋人と親友に裏切られてもなお親友でいることを選んだ智彦のことを忘れて記憶を改ざんしてしまっていいのかをずっと悩んでいます。

でも弱い人間だと自分でいう崇史は記憶を改ざん・・・

この後が1章の第二の世界につながるのです

 

 その後の3人 

 結局、二人のために眠ったままの智彦が今後目覚めることがあるのか?その時に二人のことをどこまで忘れているのか

 

記憶を取り戻した崇史は目覚めた智彦とどう接するのか?

そして麻由子とどう付き合っていくのか?

 

感想

ラブストーリーといっても単なる親友の彼女との三角関係ではなく、東野さんらしく理系ワールドが基盤になってるので、一味ちがったラブストーリーを味わうことができました

3人の登場人物がそれぞれに好感がもてる設定だけに悲しい結末はいやだなと思ってたので、最後が悲しいだけの結末じゃないのも嬉しいです。

あと、山手線と京浜東北線が暫く並行して走る区間で、毎日自分が乗ってる電車ではない方の電車にのってる彼女を好きになるという冒頭
とても素敵でした。

 素敵なだけに崇史と麻由子もうまくいってほしいし智彦には幸せになってほしいし・・・

となりました。

 

東野圭吾作品の中でもベスト3に入るほど好きな作品です。

 

 

白銀ジャック 東野圭吾

 

 

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

 

あらすじ&感想


著者がスキーにはまってた時に書いた本なんだろうな。
最近スキーにいってなかったけど、ゲレンデの雰囲気なんかの描写はうまくって久々にスキーに行きたくはなりました

 

埋葬者と名乗る人物から年の瀬のスキー場に爆弾を仕掛けたという脅迫状が届く。

3日以内に身代金3000万円を用意するように言われ警察に通報しようとするがことなかれ主義の上司に様子見を言い渡され・・・

 

 


スキー場とか身代金とか爆弾とか使い古されたキーワードがたくさん出てくるので、ちょっとレトロなミステリーです

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疾風ロンド (実業之日本社文庫)

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雪煙チェイス (実業之日本社文庫)

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恋のゴンドラ

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私のなかの彼女 角田光代

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私のなかの彼女 (新潮文庫)

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Nのために 湊かなえ

 

 

Nのために (双葉文庫)

Nのために (双葉文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか?切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。

 

あらすじ&ネタバレ

ドラマ化された作品。

 

Nのために Blu-ray BOX

Nのために Blu-ray BOX

 

 

小出恵介が結構な重要枠で出演してるため地上波での再放送はないだろうなぁいい作品なので非常にもったいない。

 

 

超高層マンションで夫婦の変死体が発見されます

被害者は一流商社社員の野口貴弘とその妻央子

現場には、当日パーティのために集まった杉下希美安藤望・ケータリングで料理を運んできた成瀬慎司そして西崎真人の4人がいた。

 

警察の調べにより、西崎真人野口奈央子と不倫関係にありから暴力を受けている奈央子を助け出そうとしていたところ、夫に見つかり暴行を受け、さらに逆上した奈央子を刺したためそこにあった燭台で貴弘を殴り殺したと供述。

は逮捕され懲役10年の実刑判決を受ける。

 

 

ところが真実は‥‥。

 

 

 

野ばら荘

杉下希美安藤望西崎真人は野ばら荘という古いアパートに住んでいた。

ところがマンション開発計画が。

杉下西崎は大好きな野ばら荘を守るための方法を模索していた。

そこで大家のほかにも土地の売却を拒んでいるビルのオーナーの息子が野口貴弘だと知り、さらに彼がサンゴ保全ボランティアのために石垣島を訪れることを知った杉下はダイビングのライセンスを取得し石垣島を訪れ、同じ将棋の趣味をきっかに野口との接触に成功する。

 

そこで野口の父親がビルを売却するつもりがないことを知り西崎杉下は安心する。

 

 

野口貴弘について

石垣島での出会いを偶然だと思っている安藤

就職先が偶然野口の勤めている商社だったため、就職後は野口の部下になり休日は野口家で将棋の勝負をするなど公私共に仲良くしてもらっていたが、野口が将棋に負けそうになると試合を休戦し杉下のアドバイスをもらってでも勝とうとするところや、試合に負けたらへき地に飛ばすといった公私混合した発言に違和感を感じ始めていた。

 

また野口貴弘の妻奈央子からDVを受けていた。

そして奈央子幼少期に虐待されていた西崎真人とお互いの傷をなめあうように仲良くなっていく。

 

それに気づいた野口貴弘は玄関のドアのカギを外からかけれるようにし野口奈央子を軟禁状態にしていた。

 

杉下野口貴弘の「が流産して精神的に不安定である」という言葉を真に受けていたが、西崎に相談され野口奈央子を救い出す手助けをしようとする。

 

成瀬慎司について

成瀬杉下の高校時代の同級生。

現在は東京のレストランで働いているが、偶然そのレストランが野口夫妻の行きつけのレストランだったため、杉下はレストランからのケータリングパーティをして奈央子さんを元気づけたいと野口貴弘に提案して承諾を得る。

 

奈央子西崎に「当日は花屋に扮装して迎えにきてほしい」と頼む

 

パーティ当日

パーティ当日。

杉下野口貴弘安藤に勝つための将棋の必勝法のアドバイスを頼まれて安藤よりも早くマンションに訪れていた。

 

そしてこの杉下野口の書斎で将棋のアドバイスをしている間に花屋に扮した西崎奈央子を連れて逃げるというのが当初の計画だった。

 

ところが、西崎と予定より早くきた安藤がエレベーターで遭遇してしまうが、ここで何もしらない安藤は時間を潰すために屋上へ行く。

 

そして西崎が野口宅に到着し奈央子を連れ出そうとするが、なぜか奈央子は拒否。

逆にの部屋にいる杉下を連れて帰ってと言い出す。

 

実は奈央子はもともと自分が家を出る気は全くなく最近の周りでうろうろしている杉下のことを疎ましく思っていただけだった。

 

そして野口が部屋から出てきて西崎に気づき、西崎はとっさに家を出ようとするがなぜか外から鍵がかかっていて(安藤がカギをかけていた)暴力を受ける。

 

そして杉下西崎を守るために燭台を手にするも、奈央子はそれをみて「杉下を奪われる」と勘違いし、さらに「夫を独占するには殺すしかない」とその燭台で夫を殴り殺し、包丁で自殺した。

 

ということで残された4人は、夫婦の茶番に付き合わされただけなんだけど、西崎がここで「野口奈央子を犯人したくない」と言い出して犯人を名乗りでたというのがこの事件の真相でした。

 

ところでNのためにって?

この本のNのためにというテーマはそれぞれがそれぞれのNのために行動するという意味でした。

(その発想がすごい)

 ※以下のほかにも西崎が奈央子のために等もあり

杉下安藤

野口に将棋のアドバイスをしていた杉下は当日野口から「今日の試合に安藤が負ければ安藤はへき地に赴任する」ということを教えられます。

そこで杉下は野口が西崎を殴り傷害事件にしてしまえば安藤がへき地にとばされることもなくなると考え「不倫相手が奥さんを連れ出しにきます」とばらしてしまいます。

 

しかし安藤は野口が杉下から将棋のアドバイスを受けているのを知っていてなおへき地での赴任もありだなーっと考えていたのでした

 

また杉下は安藤の将来を考え、奈央子を連れ出す計画を安藤に話してませんでした。しかしこれも安藤は自分だけのけものにされていると感じていたようです

 


杉下成瀬

 高校時代杉下の父親は自宅に愛人を連れ込み自分たちを追い出すような男で杉下は自宅が火事になるようにずっと願い続けていた。

そしてある日本当に自宅がもえて、そこにいた成瀬が放火犯として捕まりそうに。

そこで杉下は成瀬のためにアリバイを作って成瀬の疑いを晴らしました。(実際は成瀬が放火したわけではなかったのですが)

そして自分も行きたかった東京進学のための奨学金の用紙も成瀬に渡しました。

 

 

杉下西崎

 西崎の書く小説を見て西崎が小さいころに虐待を受けていたと知り、奈央子の救出計画に協力しました。

感想


事件の真相自体はたいしたことないんだけど

(さらっと書いたけど、これがとっても残念)
それぞれがそれぞれのNのためにつく小さな嘘と秘密という設定がミステリーとして面白かったです

あとは、さばさばしているようにみえた、彼らの間にも色々な感情があって、たとえ同じ時間を過ごした友人であっても人をきちんと理解するってことはとても難しいっていうのがとてもうまく書かれてると思いました。

誰にも言ってないってことは誰にも理解してもらえてないってことに等しいのかもしれないなぁ・・・

 

そして必死に誰かの為になりたいと思ってる杉下の空回りが痛い。

 



後、奈央子の愛が歪んでるなぁ。

暴力を受けてなお夫が好きで夫に近づく女に嫉妬してるって。

結局彼らの異常な愛に4人が振り回されてしまってるのが不憫。

 

 

 

ミッキーかしまし 西加奈子

 

 

ミッキーかしまし

ミッキーかしまし

 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

テヘラン生まれ、エジプト・大阪育ちの「ミッキー」。その波瀾万丈、驚天動地、抱腹絶倒の日々。自由奔放なイラストも楽しい脳みそつるつるエッセイ。

 

 

感想

日常の何気ないできごとをいかに面白く書くことができるかってのが小説家と凡人との違いだと思う。

 

読書好きの又吉さんに

「読者としての僕を満足させながら、芸人としての僕を不安にさせる」

と言わせるだけある。

 

 

衝撃だったエピソード。

『Are You GA?』と『Yes,Iam GA!』
にまたがって書かれてる「蛾」の話。

なぜか逃げない蛾の話。

確かに蛾ってべたーって壁にはりついてるけどいくら近づいても逃げないよねぇ。

でも、父の背中にとまった大きな蛾をつまんでもまだ逃げなくて足だけを父の背中に残してちぎってしまった話は、最近ますます虫嫌いになった私には強烈な話でした。蛾怖い。

 


そろそろ小説も読んでみよう