ワンオペワーママの賢い子育て

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嫌われ松子の一生 山田宗樹

 

 

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)

 

 

 

嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

 

あらすじ

主人公の松子がアパートの1室で死体で発見されるところから

物語は始まります。

 

そのため、ここから先のストーリーはすべて、「最後には孤独死が待ってる」ということがわかりながら読むことになります。

 

松子の死後、松子という名の 伯母がいることを初めて知った甥がその片づけをしながら伯母の人生について考えるという流れの中で松子の人生が明らかになっていくという形式。

 

小さいころから厳格すぎる父の元、公務員として教職についた松子。

 しかし、終任1年目にして、修学旅行の下見に教頭と二人で行き暴行されそうになるうえ、その後修学旅行で生徒をかばい窃盗事件に巻き込まれ職を失ってしまいます。

 

その後家を飛びだした松子は、風俗として働きながら男性と恋に落ち、騙され、また男に恋に落ち・・・と後はひたすら男を信じては裏切られ、セックスにおぼれたりドラッグにはまったりしながら、ころころと人生の坂を転がり続けます。

そしてあのアパートにたどり着いたころには夢も希望も失ったおばさんになっていた松子はある日昔の仲間に「もう一度美容師としてやりなそう」と声をかけてもらいます。

 

一度はみじめな気持ちからその名刺を捨ててしまうも夜になりやはり人生やり直すチャンスだと考えた松子は捨ててしまった名刺を探そうとしたところで・・・

 

ここからネタバレ

 

最後に「人生やり直そう」と思ったところで、その辺の中学生に殴り殺されて終了というなんとも悲しい人生でした。

 

感想

中谷美紀主演で映画化された作品。

 

川尻松子という架空の女性が次々不幸に見舞われ、波乱万丈の人生を歩んだという話。

 家族の助けもなく、出会う男皆に騙されて、最後には殺されるけどでも松子かわいそうとはならない作品でした。

 

だって松子の行動かなりおかしいんだもの。

真面目に生きてきたのになぜか不幸というよりかは、そりゃそうだよねってなることの方が多い。

最初の窃盗事件も生徒の身代わりになるまではよしとしても、その金額を払うのに手持ちのお金がないから同僚の財布から無断で借りるってもうその発想ヤバすぎる。

 

だからどっちかというと不幸が重なり転落していくかわいそうな女性の話というより、絶望的に物事を間違った方向に楽観的にとらえてしまう女性が自分からどんどん突き進んで不幸にむかって飛び込んでいく話って感じかなぁ。

 

途中で幸せ掴みそうになっても絶対不幸の方を選択するしね。

 

もうむしろそのガッツがすごい。

 

で、最後にようやく正しい行動「一度は捨ててしまった名刺を探しにいき人生やり直そうとした」をとったことで逆に人生が終わってしまうという・・

てっきり出会ってきた男たちの誰かに殺されたのだろうと考えたけど、まさかのその辺の中学生が犯人というのも含めこのラストのあっけなさだけは松子に同情します。

 

 

 

 

 

この小説はこんな人におすすめ

  • 一人の女性の転落人生を読みたい方
  • 中谷美紀さんのファン

注)映画ではこんな不幸満載の人生なのに割とコメディタッチで描かれていますが、小説はそんな感じではないです。

 

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 ゴールデンタイム

 

嫌われ松子の一生の甥が主人公の話

 

ゴールデンタイム 嫌われ松子の一生 (幻冬舎文庫)

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