家事は読書のあとで

ワンオペ育児のワーママです。読んだ本の備忘録のほか、子供との旅行、知育、家事時短術なども更新していきけたらと思います。

葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午

 

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

 

 

 

あらすじ


騙された。まんまと。
でもこれも感想書きづらいなぁ。。。


ということでこっからネタばれ

この本は主人公の男の人(自称私立探偵)が高校の後輩が片思いしてる愛ちゃんに依頼されて悪徳商会の調査をしていたら、自分が恋に落ちていた女性がその悪徳商会と組んで自分を殺そうとしていたことが判明するというお話なんだけど

まるで20代から30代だと思わせていたお話が最後の方になって実は主人公も後輩も愛ちゃんも恋に落ちた女性もみんな60~70歳の高齢者ということが分かるというのがこの本のトリック。

ちりちりパーマとか携帯の機種とかよく読むとおじいさんという言葉が「祖父」という意味ではなく「夫」だからこそ友人にお線香をあげてもらったんだなとか伏線は各所にちりばめられてるんだけど気づかなかった。



おじいさんだと思ってよむと、年をとると恋愛してはいけないと思ってるわけではないので二人が恋に落ちるのは全然いんだけど
その年齢でお金を払ってまで体の関係を持ちたがる主人公の存在や借金を体を使って返済する主人公の恋人の行動に気持ち悪さを
感じます。

まさに「いい年した大人が・・・・」という感じです

あとは悪徳商会の悪徳っぷりにも読んでて嫌になりました
保険金殺人はやりすぎだとしてもお年寄りをどこかに集めては「これは健康にいい○○です!!」と布団や健康食品を売る会社は実際全国にたくさんあるので騙されるお年寄りを想像して悲しくなったりしました

題名の桜の話は最後に出てくるんだけど、桜の葉が秋には紅葉するってことは私も知らなくてびっくり。桜の木ってそこらじゅうにはえてるのに確かに新緑の季節をすぎると見向きもしないのでこの題名はなかなかうまいなーっと思いました。



感想


まぁそういうわけで私は見事騙されました。
そして騙されてからどうしたかというと作者の思惑どおり「どう考えてもおかしい記述があったはず!!」と最初からもう一度読んで、確かにちゃんと伏線はってるってこともわかりました。



こういう騙し方もあるのか!っと新鮮です。
というかさすが読者をだますのが大好きな作者。

こんな騙し方普通は考えつかないし考えついても絶対書けないしなので読んで損はなし

あとこれも映像化は絶対できないので本でしか読めないストーリーという意味でもお勧め


この本はこんな人におすすめ

  • 最後にびっくりしたい人

 

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