ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

風花病棟 帚木蓬生

 

 

風花病棟 (新潮文庫)

風花病棟 (新潮文庫)

 

 

 

あらすじ

「メディシン・マン」

一人の女をめぐり対決してた二人が一緒に乗った船から一人がいつの間にか海に落ちて死んでしまう。

本当は殺人じゃないのか?と疑われた青年に精神科医が潔白を証明したお話。


ネタバレ

短時間麻酔薬で半レム状態において真実を述べさせるという治療を使い潔白を証明しました。

 

 

「藤籠」

余命宣告についてのお話。

骨盤に癌の転移が見つかった女性患者。

夫から本人への告知をしないように頼まれ女性患者は告知を受けないまま治療に専念する。

結局彼女は退院することなく亡くなり、夫はもし余命を告げていれば彼女は幼い子供に何か書き残すことができたのではないかと後悔していた。

 

 

 

「雨に濡れて」

乳がんになった女医の話。

医者である主人公ががんになって初めて患者の気持ちがわかるという話。

 

「百日紅」

村で何十年も医者をやっていた父親とその息子の話

親を理解できるころには・・・



「顔」

ご主人に付き添われてやってきた女性。

サングラスと肌色のマスクを取るとそこには鼻と両眼球がえぐりだされた顔が。

彼女は顔を失う病気を患っていた。

 

さらにその女性の話を聞くうちに、主人公はこの女性がかつて自分があこがれていた高校の同級生と気づく。

でも最後まで同郷だということは言えなかった。

 

旦那さんがとても奥さんを大事にしていてそれだけが救い。

ひどい病気もあるもんだなぁ

 

 


「かがやく」

アルコール依存症で入院している宮田さん。

長期間入院している宮田さんに、退院して通院しながら断酒生活を続けようとアドバイスすると。

「退院せぇというのはわしに死ねということですね」と返され・・

 

花を植えたり、掃除をしたりと働く宮田さん。

最後には癌になりなくなる。

 

 

「チチジマ」

チチジマであったアメリカ人のマイケル。

戦争中敵同士だったマイケルは私のことを戦友と呼んでいた。

 

「ショットグラス」

健康保険未加入の患者にどこまで医療をするか。

 

 

「震える月」

父親はベトナム戦争のころ軍医をしていた。

息子が父親の足跡をたどる物語。

 

「終診」

開業医には必ず訪れる終診について書かれたお話

 

 

感想

医者としても現役の帚木さんの作品

今までの医療サスペンスとは違い医師という職業をもつ一人の人間にフォーカスをあてた作品。

タイトル通り一つ一つのお話に花が出てきます。

読んでいてじんわり感動しそして少し寂しくなるようなそんな本でした

 

 

この本はこんな人におすすめ

  • 定年のない職についている方。
  • 医療系の小説が好きな方

 

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医者が主人公の話

 

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