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3652 伊坂幸太郎

 

 

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

3652: 伊坂幸太郎エッセイ集 (新潮文庫)

 

内容(「BOOK」データベースより)

 

「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日のこと、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア―20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。

 

 

感想

伊坂幸太郎のデビューした2000年から2010年までの10年間のエッセイをまとめた本。

 

色々な所で書かれたエッセイを一度に読めるお得な本でした。

 

伊坂さん本人はあとがきで「エッセイが得意でない」と書かれてますが、お腹をかかえて笑うような内容ではないものの、目の付けどころが面白かったり、普通に話してるけどなんだか面白い感じが伊坂さんの小説に出てきそうなキャラクターのような感じがして楽しめました。

現在の伊坂さんが過去の自分のエッセイにいちいち脚注をつけてるのも楽しめます。


特に気になったエッセイは、

 

①健康マニアだったり時々いいことをいったりする伊坂さんの父のエピソード(まさに伊坂作品にでてきそうないいキャラの持ち主。犬をみるとかならず鼻をチェックして、かわいた鼻の犬につばをつけるエピソードとか思わず笑いました。)

 

②毎年かかされてる干支をテーマにしたエッセイ
(さまざまな趣向がこらされていてさすが伊坂さんという感じ)

 

③自分の作品または人生に影響を与えた作品(音楽や本)の紹介
(とっても読みたくなりました。特に何回もでてくる大江健三郎の「叫び声」は読みたい。ちなみにその中の文章で紹介されている「ともかく僕のそのときまでの20年の生涯になにひとつ特別な出来事がおこらなかったということがいわば僕の個性だった」という文章には私もかなり共感しました。)

 

④自分の作品についてもちょこちょこ書かれてる部分
(解説ってほどでもないですが、どんな気持ちでこの本を書いたかって感じの話がところどころ出てきます。)

 

 

 

叫び声 (講談社文芸文庫)

叫び声 (講談社文芸文庫)