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セカンドラブ 乾くるみ

 

 

セカンド・ラブ (文春文庫)

セカンド・ラブ (文春文庫)

 

 

あらすじ

先輩紀藤和彦に誘われたスキー旅行で、先輩の彼女の友人として出会った内田春香と恋におちた主人公の里谷正明

 

春香はお嬢様で大学院生、里谷は両親を亡くし高卒で働いていて二人の育ってきた環境は異なっていたが、二人とも結婚を強く意識した純粋な付き合いをはぐくんでいく。

ところが、ある日銀座を歩いていると、初老の男性に美奈子というホステスに間違われ罵倒される。

その男性曰く、歌舞伎町の「シェリール」にいるホステス美奈子に春香がとても似ているというのだ。

 

その場では、そんなお店にはいかないと約束する正明だが、後日偶然そのお店を見つけた正明は好奇心にまけてお店に入ってしまう。

そこで出会った「ミナ」は化粧は濃いが春香にそっくり。

最初は他人の空似だといっていたミナはその後正明に「実は春香の両親が駆け落ち後出産するが死産だったため、同時期に双子を産みお金がなく二人は育てることができないという美奈子の両親から養子としてもらわれたのが春香で私たちは本当は双子である」と打ち明ける。

 

その後正明は明るいミナに惹かれつつ春香ともデートを重ねる。

さらに彼女と別れた紀藤をそのお店に連れて行ったりもする。

 

 

ここからネタバレ

 

実際春香とミナは双子でお互いそれを知りつつお互いの生活を交換したりして楽しんでいた。

だがミナは1年前事故により顔を傷つけそれを苦に自殺。

その後は春香がミナのふりをして一人二役の生活を楽しんでいた。

正明はまんまと騙され二人を別人だと思ったが、紀藤にはばれてしまう。そしてばれた状態で紀藤はミナ(春香)と付き合う。

 

正明はからだの関係をもった後、ミナがいなくなったことでミナが心配になり訪れたミナの実家で、ミナがすでに亡くなってることを知り、そこでようやく春香の一人二役に気づく。

そして、春香に自分と紀藤とどちらを選ぶのかを迫り、春香が紀藤を選んだショックで自殺。

 

正明は生前春香が「幽霊が見える体質だ」といってたことを信じずにいたが、自分の姿をみて驚く春香をみて「あの話本当だったんだ信じなくてごめんね」と思うところで話は終わる。

つまりは、序章の結婚シーンは春香と紀藤の話だった。

 

サブタイトルに隠された秘密

内田春香 UTIDAHARUKA は 宇多田ヒカルのアナグラムに

半井美奈子 NAKARAIMINAKO は 中森明菜のアナグラムになってます。

 

そしてサブタイトルの偶数は宇多田ヒカルの曲のタイトルをモチーフに期数は中森明菜の曲のタイトルをモチーフにしてます 

細かい(笑)

中森明菜にするなら相手は松田聖子にしてほしかったなぁ・・・

 

 

  • 序章 秘密をその胸に 宇多田ヒカル Can You Keep A Secret?
  • 1章 緩やかな動き  中森明菜   スローモーション
  • 2章 時は自動的に  宇多田ヒカル Automatic
  • 3章 誰でもない私  中森明菜   少女A
  • 4章 一人にしない  宇多田ヒカル Movin' on without you
  • 5章 二番目の愛を  中森明菜   セカンド・ラブ
  • 6章 はるかな初恋  宇多田ヒカル First Love
  • 7章 二分の一の女  中森明菜   1/2の神話
  • 8章 あなたに夢中  宇多田ヒカル Addicted To You
  • 9章 黄昏が訪れて  中森明菜   トワイライト 
  • 10章 待つのが辛い  宇多田ヒカル Wait&See 
  • 11章 うらはらな心  中森明菜   禁区
  • 12章 貴女のために  宇多田ヒカル For You
  •  終章   北へと向かう翼 中森明菜   北ウイング

 

 

感想

時代設定が1984年。

80年代後半のスキーブームの直前

私も高校や大学の時に友人や彼氏とスキー旅行をしたけど、スキー場って雪があってグループで行っても別行動になりやすくて音楽が流れていて夜は星空がきれいで恋が生まれやすい環境だったよなぁと改めて思いながら読んでました。

 

イニシエーションラブの衝撃再びという宣伝のせいで、最初から春香を疑ってかかってしまうので、イニシエーションラブほどの衝撃を感じることができない…。のが本当残念。

 

清楚な振りをした春香の清楚なふりがずさんだからなのか、それとも80年代のぶりっこっぷりが今の女性には嘘くさくみえるからなのか、騙されてる正明にもあまり同情できずキャラクターに魅力を感じない作品でした。

振られた腹いせに自殺するなんて最低の行為だ。身勝手すぎる。そんな奴だから振られるのだ。

て言ってたのにな正明。

 

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