家事は読書のあとで

ワンオペ育児のワーママです。読んだ本の備忘録のほか、子供との旅行、知育、家事時短術なども更新していきけたらと思います。

ツナグ 辻村深月

 

 

ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)

 

 

 

ツナグ

ツナグ

 

 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

 

 

あらすじ

一生に一度だけ日が昇るまでの間死者と再会するという願いをかなえてくれる「使者」に死者との再会を願う主人公たちが訪れる短編連作。

 

ルール 

 

  1. 生きている人が死者に会うことができるのは一度だけ
  2. 一度生きている人に呼び出された死者はそれ以降他の人の   呼び出しには答えられない
  3. 使者は生きている人から会うことを望まれても断ることができる

短編内容

アイドルの心得 

亡くなったアイドルにあいたいさえないOLのお話

     

長男の心得  

亡くなった母に会おうとする中年男性

       

親友の心得 

亡くなった親友に会おうとする女子高生

       

待ち人の心得 

行方不明の婚約者の安否を確かめたい男性

       

使者の心得  

使者が主人公。

 

感想

死者と1日だけ会えるという設定がよい

ついつい私だったら誰に会うかなぁ。

私のことを誰が呼び出してくれるかなと考えてしまいます。

 

どの話も面白いですが特に親友の心得。

 

親友に対して劣等感を抱いていた主人公が、登下校中の坂の途中にある犬を洗うための水道を軽い気持ちで開けてしまう。

この水が凍って親友が転んでけがをすればいいと。

ところがその日、親友は交通事故で死んでしまった。

使者に親友を呼び出してもらい謝ろうとするも、親友はそのことに全く気付いていないようで主人公は結局朝まで謝ることができず二人で楽しくおしゃべりをして終わってしまった。

 

でもその後実は親友はあの日主人公がしたことを知っていたことを知る。

もう一度親友に戻れる唯一の機会を逃したことに気づいてももう死者と会うことはできない

 

寒気がした

親友の気持ちも主人公の気持ちもわかるどちらにもなりえるからこそぞっとする

主人公が一生後悔し引きずることも見越して、親友はあの言葉を残したんだろうかそう考えると友情って怖い

 

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