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天使の屍 貫井徳郎

 

天使の屍 (角川文庫)

天使の屍 (角川文庫)

 

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

次々に飛び降り自殺を図る中学生たち。拭い切れない温もりの中で、真相を追う一人の父親。彼らを“死”へと駆り立てる「子供の論理」とは…。本格推理の気鋭が放つ異色長編。

 

あらすじ

数十分前には「自殺するやつは馬鹿だ」と強い言葉で自殺を否定していた息子がビルから飛び降りた。

しかも死体からはLSDの陽性反応が出たという。

 

息子は成績のいいごくごく普通の中学生だったはずなのになぜ自殺したのか?

 

自殺の理由が知りたくて、父親は息子が生前仲良くしていた友達に会いに行く。

どの子も自分の中学時代とは違って大人びた反応。

 

しかし、その数日後その友達も自殺する。
そしてまたその数日後には別の友達も・・・

 

連続自殺の真相は??

 

 

こっからネタバレ

 

ずっと成績のよかった3人だが、性に関する興味でいっぱいだったところに成績は3人にまけるものの運動もできルックスもよい永井に女の子を紹介され、LSDを服用し女の子とセックスをしていたところをその永井にビデオにとられてそれが販売されてしまった

 

そこで3人は順番に自殺して、自分たちの恥ずかしいビデオがこれ以上広がることがないよう、そして残された親が殺人者の親というレッテルがはられないように永井をその自殺のなかに紛れ込ませて殺す計画を立てた。

 

主人公の息子そしてそのあと二人の自殺(一人は永井のため本当は他殺)はこうして起きた。

 

最後の一人も自殺しようと飛び降りるも失敗しようやく事件の真相がわかる

 

 

感想

 

中学生くらいの時は、まだまだ自分の死が遠いところにあると思っているからこそ死が怖くなかった気がする

なので些細なことで「死んでしまいたい」となりこんな風に死を選んでしまうこともありうるのだろうな。

 

子供だったとき「親はなんにもわかってくれない」「私はもう子供じゃない」と思っていたことをすっかり忘れ、自分が薬をやってセックスしているシーンを映像にとられているという状況を悲惨だとは思うものの本ではまだその映像がネットを通じて全世界に配信される時代ではないことを考えると(配信されたとしてもだけど)死を選ぶほどのことではないように思えてしまう

 

というか死ぬほどの苦痛がずっと続きなおかつ治らないなどの尊厳死が認められてもいいのでは?というような状況を除きこの若さで自死を選んでしまうなんて・・と思わざるを得ない。

 

そしてそれを微塵も家でみせてないことにも恐怖

私の子供たちにはどうかどうかsosを発信して欲しいと思う。

 

 

この本を読んだ人にはこんな本がおすすめ

 

子供に自殺され親がその真相を探るという本

 

罪の余白 (角川文庫)

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