ワンオペワーママの賢い子育て

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柔らかな頬 桐野夏生

 

 

柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)

 

 

 

柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、その北海道で娘が謎の失踪を遂げる。
友人家族の北海道の別荘に招かれ、夫、子供と共に出かけたカスミ。5歳の娘・有香が忽然と姿を消す。実は、 石山とカスミと不倫の関係であり。カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。夫と子供を捨てても構わないと決心したその朝、娘は消えた。有香が消えた原因はもしや自分にあるのか? 罪悪感に苦しむカスミは一人、娘を探し続けるが、何の手がかりも無いまま月日が過ぎ、事件は風化してゆく。しかし4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出る。カスミは一人娘の行方を追い求め事件現場の北海道へと飛ぶ。
この一作がミステリーの概念を変えた、話題の直木賞受賞作。

野心家で強引な内海も、苦しみの渦中にあった。ガンで余命半年と宣告されたのだ。内海とカスミは、事件の関係者を訪ね歩く。残された時間のない内海は、真相とも妄想ともつかぬ夢を見始める。そして二人は、カスミの故郷に辿れ着いた。真実という名のゴールを追い続ける人間の強さと輝きを描き切った最高傑作。

 

 

あらすじ

主人公のカスミ夫の友人石山と不倫している、石山夫妻に家族で招待された北海道の別荘でもカスミは家族の目を盗み密会。

不倫というか本気の恋だと思っているカスミは「石山とこのまま生きていけるなら子供を捨ててもいい」とまで思う。

 

その直後カスミの娘5歳が本当に行方不明に懸命な捜索にもかかわらず見つからない。

 

浮気相手の石山とはもちろん夫婦の仲も壊れてしまう。

 

そして長女の失踪から4年。

目撃情報などもなく途方に暮れるカスミと胃がんで仕事を辞めざるをえなくなり死を待つだけとなった元刑事内海がカスミの事件を知り手伝うことになり2人は一緒に娘を探す旅

 

こっからネタバレ

  • カスミのが小さい時に家出したカスミの代わりに子供を誘拐していた 
  • 別荘管理人が殺していた 
  • 駐在者の刑事脇田が殺していた

 

という描写があるもののそれらはすべてカスミや内海が見る夢というオチで本当の犯人は明かされないまま物語は終了

 

 

感想

重い・・・

 

 

カスミは北海道の海辺の村で産まれ、両親も村のことも憎しみに近い感情を抱いていて高校卒業と同時にすべて捨てて家出。

華やかさを求めて東京に行くも結局平凡な日常で、夫の取引先の相手である石山との不倫が彼女の求める人生の華に近かったんだろな

というカスミの気持ちわからないでもない・・・いやわからないわ。

 

ってことでカスミに感情移入できないため、彼女のせいで長女が失踪したこともその後刑事と長女の事件をもう一度追うことで、現実から逃げ次女のことも結局捨ててしまってるのも、母としてはあり得なくて許せないと感じてしまう

 

 

事件の犯人を最後まで明かさないスタイル

最近はやりなのか色々な作家で経験しているが、犯人がわからないことがアンフェアと感じず、テーマはそこじゃないからそんなことはどうでもいいとと感じさせるところはさすがだなと思いました

 

 

 この本はこんな人におすすめ

  • 人生に華がほしくて不倫しているけどやめたい人
  • 犯人が分からない本でも楽しめる人

     

     

 

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