ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

花まんま 朱川湊人

 

 

花まんま (文春文庫)

花まんま (文春文庫)

 

 

 

 内容(「BOOK」データベースより)


大人になったあなたは、何かを忘れてしまっていませんか?大阪の路地裏を舞台に、新進気鋭の著者が描く六篇の不思議な世界。

 

あらすじ&感想


昭和30年から40年の大阪が舞台
すべて大阪弁で子供の視点で書かれてる短編集

 

トカビの夜

主人公は近くに住んでいた韓国人と仲良く遊んでいたが、ある日意地悪をしてしまう。

その直後、不幸にもそのお友達は亡くなってしまい、主人公は最後に意地悪してしまったことを後悔している。

その後その集合住宅では幽霊が出るという噂が立ち…。

 

 

普段から差別を受けていた少年が死んでから幽霊となりでてくる話

今よりもずっと差別は分かりやすく社会に存在してたんだろうな

子供はわけもわからずその差別を受け入れていて、そして主人公はわけがわからないから仲良くしたりしてたんだろう

 

妖精生物

女の子が買った不思議な生物初恋のお兄さんとおかあさんの話
なまめかしい話。

 

摩訶不思議

死んだおじさんをめぐる3人の女性の話。
この短編集の中で唯一笑える話

 

花まんま

ある日「自分はある女性の生まれ変わりだ」といいだす妹を連れてその女性の住んでいた家まで旅にでる話。

題名にもなってるだけあってとてもいい話

 

送りん婆

人を死なせる言霊をもつおばさんと主人公の女の子の話

 

凍蝶

鉄橋の裏側には事故で死んだ人の肉片が集まってできた鉄橋人間がいるという・・・

 

ある差別を受けて一人ぼっちだった少年と病気の弟のために一人大阪で体を売って働く女性のお話

 

まとめ

 

どれも不思議な話で実際にはないんだろうけど、でも昭和の下町の子供の世界には実はこれくらい不思議なことがあったのかもしれないと思わせる不思議な本でした。

 

ホラー作家だとは知らずに読んだのですが、怖い話というわけではないのになぜか一人でいるのが怖くなるような路地裏のようなじめじめした怖い感じがつまってます。

 

でも内容はとても素晴らしくその時代には生きてないのに懐かしくて
そしてどこか哀しくてとてもよい本でした。

 

 

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