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ある閉ざされた雪の山荘で 東野圭吾

 

 

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

 

 

内容紹介

1度限りの大トリック!
たった1度の大トリック!劇中の殺人は真実か?
俳優志願の男女7人、殺人劇の恐怖の結末。

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

 

あらすじ&感想

 

閉ざされた雪の山荘というタイトルからよくある密室殺人だと思っていたら、さすが東野圭吾一味違う作品になっていました。

舞台稽古のためにペンションに集まった、オーディションに合格した男女7人。
そこで演出家から手紙を受け取る。
そこには、そのペンションを舞台にした演劇を演じるようにという指示が。
豪雪に襲われ孤立した山荘で電話も通じないという設定まで指定されている。

 


7人はそれぞれ戸惑いながらも一夜をすごすが、次の日から一人ずつ人が消えていく
残された場所にはその人物の死体の詳細が書かれた紙がおいてあり・・・。


という最後まで実際の殺人事件かすべてが劇なのかわからない設定。

よくよく読むといろいろ矛盾しているので現実味が乏しいですが(殺人動機とか金田一少年の事件簿っぽい。トリックそのものもかなり無理あり)その設定だけで十分楽しめました。


人物そのものは記号的なものでしかなく、考えさせられるような記述があるわけでもないので、深い作品を求めてる人には不向きですが、エンターテイメント作品として楽しむにはいい作品だと思います。

 

 

ネタバレすると

麻倉雅美という女性がオーディションに落選し、それを慰めにきたのが雨宮・笠原・元村の3人。

ところが慰めるどころか雅美は心ない彼らの言葉に腹が立ち、腹いせに彼らの車のタイヤにこっそり穴をあけてしまう。

 

その後雅美の元には「車が転落し雨宮と元村が亡くなった」と笠原から連絡があり、自分のせいで仲間が死んだことで自責の念にかられた雅美は崖から飛び降り自殺を図った。

 

ところが下半身不随になりながらも奇蹟的に助かった雅美が聞かされたのは「雨宮と元村の死亡は雅美の嫌がらせに気づいた3人の仕返しで実は死んでいなかったという事実」

雅美は3人に殺意を抱く。

 

そこにやってきたのが雅美のことが好きな本多

今回復讐「ある閉ざされた雪の山荘で」は本多が考えたシナリオ。

ただし本当に復讐が完了してしまえば雅美は次こそ自殺をしてしまうと考え、ターゲット3人に「殺されるふりをしてほしい」と頼む

 

で、「仮装劇を装って本当に殺人が怒ってしまう」という芝居がスタートするが、そこに何も知らない田所と中西と久我が参加し、途中で久我に雅美がこっそり観察していることがばれてしまう。

 

でも実は、雅美もこの4人が連続殺人を演じていることに途中から気づいていて、気づいてなおその迫真の演技に魅了されていた。

 

そして自分がオーディション落選したのも当然だと現実を受けとめたことで友情復活?

 

 

というオチ。

 

何も知らない久我と読者からしたら

はぁ?あんたら何やってるの??って感じになります(笑)

 

 

 

 

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