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境遇 湊かなえ

 

 

境遇 (双葉文庫)

境遇 (双葉文庫)

 

内容紹介

主人公は36歳のふたりの女性。
政治家の夫と幸せな家庭を築き、さらに絵本作家としても注目を浴びる主婦の陽子。
家族のいない天涯孤独な新聞記者の晴美。ふたりは親友同士であるが、共に生まれてすぐ親に捨てられた過去を持つ。 
ある日、「世間に真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状と共に、陽子の5歳になる息子が誘拐された。
真実とは一体何なのか ……。
晴美と共に「真実」を求め奔走する陽子。すると、陽子の絵本のファンだという一人の女性の存在が浮上する。
犯人はその女性なのか、それとも……。
人 は生まれる環境を選べない。しかし、その後の人生は自分の意思で選び、自分の手で築いていくことができる。
犯人の示す「真実」が明らかになるとき、ふたりの歩んできた境遇 =人生の意味が改めて浮き彫りになっていく。

あらすじ&ネタバレ

親に捨てられ児童養護施設に入ったという同じ境遇をもつ陽子と晴美は親友同士

ある日政治家の妻で絵本作家でもある陽子の息子が誘拐され脅迫状が届き、陽子は新聞記者の晴美に助けを求める・・・

 

という内容。

 

 

脅迫状には「真実を公表しろ」って書かれていて、果たしてその真実って何?ってのがこの物語の主題。

 

ここからネタバレ

 

 

陽子が書いた絵本の内容が実は晴美の実体験を元にしてて、陽子は息子のためにその絵本を書いたんだけど周りが勝手に出版しちゃい大ヒットしてるっていう設定(そのことを陽子は最初に晴美に謝罪している)だけで、「この絵本を読んだ晴美を捨てた親が陽子を晴美と勘違いしてしまうんだろうな」って思ったのですが実際その通りでした。

30年前に起きた殺人事件加害者の娘が晴美被害者側の娘が陽子だったのですが、それを勘違いして晴美が陽子の子供を誘拐し、陽子が真相を探っていく上で自分が殺人者の子供であることを知ってほしいという復讐だった。

というのがこの物語の真相になります。

 

本当は陽子は加害者ではなく被害者側の子供なのに、「徹子の部屋」ならぬ「ミツコの部屋」で真相をばらせと誘拐犯(晴美)に脅迫され陽子と夫がそれぞれ「自分が殺人犯の娘であること」「不正献金について」を自白させられ不運すぎる。

 

それなのに陽子にそれほど感情移入できなかったのは、陽子がそもそも息子の誘拐に対して冷静すぎたから。

「実は子供を愛せない」といったような理由があるのかと深読みしてしまうほどでそう思いながら読んでいたせいもあり入り込めませんでした。

 

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