ワンオペワーママの賢い子育て

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私のなかの彼女 角田光代

 

 

私のなかの彼女 (新潮文庫)

私のなかの彼女 (新潮文庫)

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

「男と張り合おうとするな」醜女と呼ばれながら、物書きを志した祖母の言葉の意味は何だったのだろう。心に芽生えた書きたいという衝動を和歌が追い始めたとき、仙太郎の妻になり夫を支える穏やかな未来図は、いびつに形を変えた。母の呪詛、恋人の抑圧、仕事の壁。それでも切実に求めているのだ、大切な何かを。全てに抗いもがきながら、自分の道へ踏み出してゆく、新しい私の物語。

 

あらすじ

バブルの波にのり大学生ながらイラストレーターとしても活躍している彼を持つ主人公。

主人公は就職でもなく大学院でもなくできればその彼と結婚したいと

願っていた平凡な女性だったが、昔物書きを志した祖母の話を題材に

小説を書いたことにより、小説家への道を進むことになる。

 

小説家として才能を発揮するも、母も彼氏も喜んでくれないそんな彼女が苦悩しながら成長する話

 

 

感想

すごくおもしろかった!!

普通の女の子が小説家として成長していく話

といってしまうとストーリーとしての起伏はなく盛り上がりには欠けるんだけど

 

成長過程がものすごく自然で、まるで自分の過去をなぞってる気分になった。

 

大好きで尊敬していた彼氏が主人公の成功を時には喜ぶふりをして時には平然なふりをして嫉妬を隠して諭すふりをして彼女のやる気をそごうとするところがすごいリアル。

鳥肌立つほどリアル

 

尊敬してあこがれていた彼氏に近づく嬉しさから追い抜いてしまってからのぎくしゃくもすごくリアル

 

※リアルを連発していますが別に私は成功していません。ありそうだなーっていう共感です念のため(笑)

 

さらに、私は最後まで本当はたいしてすごくなかった仙太郎のせいで主人公の才能がつぶれてしまいそうなのをイライラしながら読んでいましたが、最後に、主人公がそのせいで私は書けなくなったで終わらず結局仙太郎が足を引っ張ったせいにしている私に問題があった。と気づくシーンがよい。

 

上手くいかなかったときに私は誰かのせいにして終わらせがちだったのでここは見習いたい。

 

ノンフィクションではないけど著者はこの主人公と同じように悩んでそして今の成功があるんだって思うと単純だけど私も頑張ろうとなります。

 

 

20代30代40代の幅広い女性に読んで欲しい1冊でした

 

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