ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

映画「共喰い」ネタバレありの感想

 

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ストーリー

昭和63年の夏、山口県下関市。17歳の遠馬は、父親とその愛人と暮らしている。
普段は明るい父だが、彼にはセックスの時に女を殴る暴力的な性癖があった。
戦争で左手を失った遠馬の実母は、そんな夫に愛想を尽かし、遠馬を産んですぐに家を出て魚屋を営んでいる。
日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにし、嫌悪感を募らせていく遠馬。幼なじみの彼女・千種と何度も交わるうちに、
思わず千種の首を絞めてしまい気づいてしまう。 
自分にも確かに父と同じ、忌まわしい血が流れていることを―。

 

あらすじと感想

血の繋がりから子どもは逃げることができるのか

 というのが本作のテーマ。

暴力的な性行為で女性を苦しめる父親に嫌悪感を抱いていたはずなのに、だから絶対似るはずがないと思っていたのに、という流れは重いし苦しい。

彼は血がつながっていたから彼女の首をしめてしまったのだろうか?

実親に虐待されたり、実親が殺人を罪を犯した子供はそうなる可能性が高いのだろうか?

となりがちだけどこれは血の繋がりよりも彼があの閉塞的な田舎で何度も父の暴力を見てしまう環境にあったのが大きいかなぁ。と

彼がもし父親と本当は血の繋がりがなくても同じ結果になっただろうし、逆に血がつながっていても彼が父親と会うことがなければこの結果にはならなかったような気がする。

 

ただ、血は関係ないと思いこの映画を見始めて、見た後もその考えは変わってないけど、「父親のようになりたくない」という強い思いが、父から逃げることを許さず、結果父に近づいてしまうという怖さを知りました。

 

それでも父はあなたじゃない、母はあなたじゃないということを、同じ人生をたどる必要がないことを、違う人生を自分で歩むことができることを子供たちが気づいてくれればと思ってしまう。

 

 

 

菅田将暉さんの演技が上手すぎて見終わった後どんよりしてしまったけどとてもいい映画でした。