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優しいおとな 桐野夏生

 

 

優しいおとな (中公文庫)

優しいおとな (中公文庫)

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

福祉システムが破綻した日本。スラム化したかつての繁華街“シブヤ”の野宿者・イオンは、闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを助ける会」、女性ホームレス集団「マムズ」…彼の「優しいおとな」はどこにいるのか。桐野夏生が描く、希望なき世界のその先とは。

 

あらすじ

未来の日本の話。

イオンは父母も知らない小さいころ施設から逃げ出して1人で生きている。

 

施設では兄がわりだった双子「テツとドウ」が世の中には、「やさしい大人」「優しくない大人」「どっちつかずの大人」がいると教えてもらったことを覚えている。

 

最近は、NGO法人のモガミがイオンにやさしくしてくれるけど、まだ信用はしていない。

 

 

ある日、離れ離れになった「テツとドウ」の絵を見かけたイオンはテツとドウに会いたくて、その絵を描いた地下組織に足を踏み入れる。

 

 

ここからネタバレ

最後にイオンは地下組織の人にうたれ植物状態になる

 

そして、イオンやテツやドウそしてマムズ組織のケミカルは、父も母もそうでない人達もみんなが協力して皆で育てようという実験のもと育てられた子供たちだった。

 

イオンはある日夢の中でお父さんとお母さんに会えるという夢をみて終わる。(多分イオンはこの後なくなる)

 

という何とも救いのない話。

 

 

感想

 

 

究極の平等を求めてみんなで皆の子供を育てようという団体の意図やそれによる害なんかもいまいち読みとれなかった・・・

 

ただ小さいときは欲望のまま動く動物のようだったイオンが人と関わることで徐々に成長していく過程はとても丁寧に書かれていたように思います。

 

 

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