ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

きのうの影踏み 辻村深月

 

 

 

きのうの影踏み (角川文庫)

きのうの影踏み (角川文庫)

  • 作者:辻村 深月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/08/24
  • メディア: 文庫
 

 

 

内容紹介

あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。編集者たちの集まりによると、チェーンメールのように、何人かの作家にも届いているという。かくいう私にもその手紙は届いていた。その手紙のことを調べるうちに、文面の後ろのほう、文字が乱れて読み取れなくなっていた部分が、徐々に鮮明になってきている……。ある日、友人作家が手紙のことで相談があると言ってきた。なんと、その手紙、サイン会で手渡しされたという。誰がその人物だったかはわからない。けれど、確実に近づいてきているーー。(「手紙の主」)。その交差点はよく交通事故が起こる。かつてそこで亡くなった娘の霊が、巻き添えにしていると、事故死した娘の母親は言っているという。その娘が好きだったという「M」の字の入ったカップがいつもお供えされていた。ある雨の日、そのおばさんがふらふらと横断歩道にさしかかり……。死が母娘を分かつとも、つながろうとする見えない深い縁を繊細な筆致で描く「七つのカップ」。闇の世界の扉を一度開けてしまったらもう、戻れない。辻村深月が描く、あなたの隣にもそっとそこにある、後戻りできない恐くて、優しい世界。
【解説:朝霧カフカ】
 

あらすじ&感想

十円参り

同じ団地に住む小学生のみさきとまやとなっちゃんの3人は仲良し。

それなのにある日突然なっちゃんが忽然と姿を消してしまう。

団地の裏山にある神社のさい銭箱に嫌いな人の名前を書いて10円と一緒に10日間続けていれるとその人が消える。

といわれる十円参りをだれかがしてなっちゃんを消してしまったんじゃないか?と考えみさきとまやは二人で神社に調べに行くが・・・

 

これが一番面白かった~

こっからネタバレ

二人で神社にいき賽銭箱をあけるとたくさんの名前と一緒に真っ赤に

染まった紙がちょうど10枚。
二人がおそるおそるその紙を広げてみると中に書かれていたのは「みさきとまや」の名前。
二人はそこでなっちゃんがいないと騒ぎだす前から自分が誰にもあっていなかったことに気づく。
つまりは消えていたのは二人の方。
そしてこの話をしている女性の名前はナツミ。
今の彼女の悩みは彼氏の束縛が激しいこと。
 

手紙の主

ある女性作家が別のホラー作家と身近にある怪異というテーマで対談する。すると相手の作家が数年前に「あなたの本を一冊も読んだことがないが名前に興味をもったこと。ある女性歌手(特に作家とは何の関係もない)のラジオを毎晩聞いていること」がコピー用紙に自分で線をひきうすくて読みづらい字で書かれていたことがあると話始めます。

その話を聞き女性作家も同じような内容の手紙をもらったことを思い出しますが・・・

 

 

その後他の作家にも同じ手紙が届いていることがわかりどんどんその情報が女性作家のもとに集まってきます。

頻度はどんどんせばまっていき内容も鮮明になってきて女性作家は怖くなり、これ以上自分にこの手紙のことを持ち込まないでほしいと書いて小説は終わり

 

なんだか辻村さんの実体験的な書き方をしているので余計にぞわっとしました。

 

丘の上

妊娠している女性がみたよく意味が分からない怖い夢の話。

 

殺したもの

大学のゼミで訪れた合宿先で壁に虫がとまっていたので、持っていた雑誌でつぶしたところ予想をこえた重たい感触にびっくりする主人公。

赤い血のようなものの量もはんぱなくて近くにいた教授にこの正体をたずねたのですがうまく聞き取れません。

教授は白い布で壁をぬぐいその何かをもっていきましたが壁にはまだ2本の脚が残されていて、それをよくみるとなんとかわいい靴を履いていて・・

 

スイッチ

電車で突然話しかけられてから不思議な現象をみるようになる主人公。あの時彼女に話しかけられたせいで何かのスイッチが入ってしまったのだと気づく

 

私の町の占い師

占いを信じていない辻村さんが過去にあった不思議な体験。

先輩作家のファンクラブの一人に3年後にすごいいいことが起こるといわれ3年後に直木賞を受賞したり、その後も辻村さんをみるだけで彼女の考えや体の不調を当てる。

最後に会った時は『呼吸の仕方を間違えないように」と言われたということなどが書かれている。

 

やみあかご

子供が夜泣きしてたので夫に気遣いリビングに連れいてく主人公。そのまま子供は起きてしまいテーブルにつかまって歩き始める。

主人公は子供を追いかけて遊んであげるもやけに子供早くない??

まぁでもこんなことをしていてもらちがあかないし子供を抱きかかえて寝室に戻ると

丸まったまま眠る夫の横には自分の子供がいて

あれ?じゃぁこの腕の中にいるのは??

 

って怖いわ!

暗いなかでねぼけながら夜泣きしている子供をあやした経験があるので想像してぞっとした

 

だまだまマーク

まだ幼い子供が突然言い出した「だまだまマーク」保育園できくと、誰が教えたわけでもないのに何年かに一人その言葉をいいだす子供が出てくるそう。

不思議だなぁって思っていた主人公がある日、大木の洞に近づくと「だまってだまってだまってだまってだしてだしてだしてだしてかわってかわってかわって・・・・」と声が聞こえてくる。

そしてその洞の近くにある△のマークをみて子供が「あ。だまだまだマーク」と・・・この子は聞こえてたんだ。

 

その大木からは、昔住んでいた女の子が引っ越した後はなかなか人がいつかない青いやねのおうちが見えて、その昔住んでいたという女の子は大人になれなかったのだと思い主人公は怖くなり子供を抱きしめる。

 

マルとバツ

深夜のスーパーの前で女の子を見かける主人公。

心配で声をかけると「お母さんを待っている」と言われたが、スーパーの中にはそれっぽい人はいなくて、心配になり外にもう一度出てくると女の子はすでにいなくてその代わりに地面にはチョークで「○」と書かれていた。

 

その後もう一度女の子を同じスーパーで見かけるも今度は怖くて声をかけれない主人公。買い物を終えスーパーからでてくると今度は地面に「×」と書かれている。

 

その後女の子がいた場所に花束が手向けられていて近くにいる人に「そこで小さな女の子が事故で亡くなった」と聞く

あの時も声かけてあげたらよかったなぁと主人公が思っていたら、その時スーパーからあの時の女の子に似た子供がでてくるがその背中には無数のちいさい×が白いチョークで浮かびあがっていた・・・

 

ナマハゲと私

本場のナマハゲをみたいと大学の友人たちがいうため実家に連れてきた主人公。

母親が町内会に手配し準備万端。

でも主人公の美那子はちょっと照れ臭いのもあり一人で2階でヘッドフォンをつけテレビを見ることに。

下では両親や友人の悲鳴が聞こえて楽しそう。

テレビが終わりヘッドフォンを外すと家の電話が鳴り、町内会の土井さんが頼まれていたのに行くの忘れてごめんなさいと言い出し・・・

 

あれ?じゃあ下の悲鳴は?

さっきの悲鳴を思い出すと「美那子逃げて」と母がいっていたことを思い出す。

その時にはもう背後から階段をのぼってくる何かの音が近づいてきて

 

これも怖い。なんか世にも奇妙なで使われそうな内容。

 

タイムリミット

主人公の住む県では年に一度かくれんぼがどこかで開催される。

始まりのチャイムがなればそこは閉鎖され1時間後に銃をもった敵が親友してきて殺しまわるという残酷なゲーム。

今年はまだ来ないねと下駄箱で話しているとゲームの始まりのチャイムが鳴り…。

 

これは最近よくある系の話。

 

噂地図

学校の都市伝説についてのお話。

噂地図は学校の噂が誰からスタートしているかをさぐるために書く地図のこと。

噂地図は一度作り始めたら途中で辞めないこと、正確に作ることという二つのルールがあった。

小学生の時に流行ったこの噂地図を女子高生の主人公は晶子が鳥飼と付き合っているという噂がどこから流れてきたのか調べて欲しいといわれ作ることに。

ただこの噂は本当は自分発信なので嘘の地図を作ることにした。

 

すると??

 

噂地図を正確につくらなかったことに対する罰は、世の中のどんな噂も誰にも教えてもらえなくなるというもの。

 

まとめ

種明かしがあるわけでもなく理由が説明されているわけでもなく、そもそもこの後怖いことが起こるかどうかもわからない、でもなんだか本能が危険だ怖いといっている。

みたいな本能に訴える系の何が何だかわからないけどとにかく怖い

という感じ本でした。

夜読んでいたので恐怖度も高まり面白かったです