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人生相談 真梨幸子

 

 

人生相談。 (講談社文庫)

人生相談。 (講談社文庫)

  • 作者:真梨幸子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/07/14
  • メディア: Kindle版
 

 

内容紹介

1通の新聞投書からはじまる、悲劇。父が遺してくれた家に、見知らぬ家族が住み着いた。しかも我が物顔で。「居候の女性が出て行ってくれません」。悩める十六歳から大洋新聞の「よろず相談室」に届いた一通の人生相談。掲載された回答から導かれた予想外の悲劇とは。投書される誰にでも起こりうる身近な事件が、大きな殺意に繋がっていく。ラスト1ページまで目が離せない!
 

あらすじ&感想

人生相談。それにこたえる作家の卵。
それぞれの人生相談から始まる短編が面白い。
でも実はそのすべてが繋がってて・・・。
 
短編だと思って読んでたら連作短編どころか長編小説だった。
かなり人物がややこしい。更にどんでん返しも多く。
一気に読むことをお勧めします。
 

居候している女性がでていってくれません

16歳女子高生。自分の家に知らない家族が居候している。という相談

 
居候している家族が我が物顔で、出て行ってくれないという話。
後で出てくるけど先に書いておくと、家族構成はこんな感じ。
原田和子・原田健太郎・原田芙美子(ナオミ)
小坂井母・小坂井剛・野上美奈子
 
小坂井側は、変な味のカレーを出される、なのにふみちゃんはピザを食べている。などの嫌がらせを受ける。小坂井剛はキャバクラでその話をして居候しているくせに嫌がらせを受け続けて、誕生日会を開けないことで喧嘩になった後原田一家はいなくなった親と姉(美奈子)が原田一家を殺したんじゃないかなぁと話している。
その後キャバクラのカノンちゃんにバッグを買うためその家を売ろうとしたら登記上原田知子のものだった。居候家族に嫌がらせをされていると思っていたけどもしかして自分のほうが居候だった??
 
 

職場のお客が苦手で仕方がありません

サービス業の24歳。お客さんに気に入られてるけどそのお客さんが苦手と言う相談。

キャバクラのカノンにお金を貢いでいるのは小坂井だけでなく岡部も。

出版社で働く岡部は経費で飲み代を落とすために部下の佐野山と作家の樋口義一を呼ぶ。

佐野山は樋口がいつか売れると考えている。

キャバクラには根本と言う会社員がいて経理の不正で手に入れたお金でアキナに入れ込んでいたがつかまった。樋口はそのことをネタに小説にしたいと考えている。(実は樋口とアキナは繋がってる)

その後佐野山は地元の名産品のネギをもってお気に入りがいるエステに、エステ嬢は実は佐野山が苦手でしかもネギアレルギー

最初の相談はどうやらこのエステ嬢。

 

隣の人がうるさくてノイローゼになりそうです

樋口が住むマンションの受付コンシェルジュが主人公

自分が住む安いアパートの隣の人が異常に騒音にうるさい。

ある日とうとう町で追いかけられ・・・

 

田舎に帰った主人公はやっと安心する。

ところが実はその田舎の実家の隣の家の人も騒音にうるさくて・・・

(この後殺される)

 

セクハラに時効はありますか

過去にしたセクハラに時効はありますか?と言う質問

過去にセクハラされたというあの新聞の投書は豊田課長じゃないかと社内で噂になってる。

普段から人気のある豊田課長の過去の投書にいい機会だと大崎は思っていたが、実は陥れるために大崎がその投書をしたんじゃないかという噂を流され逆に落とされる大崎。

それを遠くで楽しんでいた葛西健人は恋人に送るはずの下ネタメールを別の社内の人にメールしてしまい一番の被害を・・・

 

大金を拾いました。どうしたらいいでしょうか

このあたりからあれ?めっちゃ話繋がってる?ってなります。
大金を拾ったという投書。
 
 

西城秀樹が好きでたまりません

西城秀樹が好きでたまらないあの人と私は繋がってるという投書

佐野山美穂はそれをみてなにこれって笑うも

自分も樋口に対して同じくらい熱烈に思ってる

そしてネギアレルギーでお気に入りの施術しがいなくなり当たらしくはいったエステサロンのカナコもまた異常に樋口の事を思っている。

 

 

口座からお金を勝手に引き出されました。

岡部(出版社で働いててカノンちゃんに妻のへそくりからプレゼントを送っていた)

過去に関係を断たれた売れっ子作者の武蔵野寛治とまた仕事ができるかもしれないチャンスだったのにお酒を飲んだら気が大きくなり昔君を育てたのは俺だよとかキャバクラでいってしまいまた台無しに。

しかも帰ったらへそくりを使い込んだこともばれ妻と離婚される。

 

 

占いは当たりますか?

ここで樋口とキャバクラのアキナがつながっていることがわかる。
 
 

助けてください

 小坂井剛がカノンを振り向かせるために1000万円のバッグを手に入れるために物置にあったスーツケースをあける。するおなかにはボロボロの1万円札と死体が入っていた。
他にカバンも入っていたそこには武蔵野寛治の原稿も入っていた。
 
武蔵野寛治の妻。小坂井から電話があり原稿のことを話され脅された。
年収2億の夫を守るため小坂井剛に1000万円を渡した。
 
妻は占い師に打ち明けると夫は殺してないのにうかつなことをしたといわれる。
 
小坂井剛の妹の美奈子は剛が1000万円のバッグを購入したことを知る
教えてきたのは高橋。岡部の働く会社の社員。樋口の新しい担当緒方の婚約者。
高橋は樋口が新しく書く20年前の横領事件のモデルの校閲のために取材をしていた。
1000万の出どころとその小説にかかれている平屋についてきかれて美奈子は高橋を殺す。
そして失踪した高橋を追いかけてやってきた緒方も殺す。
 
 
でなんかそのあともいろいろあるんだけど
 
結局は
20年前にマネーロンダリングして隠したお金があり、それを原田一家のおばあちゃんが拾ってしまった。(大金を拾いましたででてくる)
それを孫の健太郎がみつけてしまった。ゴミ袋を引きずりながらお母さんとおばあちゃんと遊びに来てたカワグチさんというおばさんがいた。
カワグチさんは隠していたことを怒り、隠していたことを祖母に向かって問い詰めていたところ祖母が倒れてしまいあせって出て行ってしまう。
そしてそこにやってきた安田さんを母は殺してしまう。
祖母はただ倒れていただけだったが安田さんはそのまま死んでしまい。スーツケースにお金と一緒に隠した。
そしてバラバラにして食事に混ぜた。
そのため同居していた剛の母が口にした「警察」と言う言葉を聞き慌てて家を飛び出した。
そして今自分を医者にするため姉はキャバクラで働いていくれている。(これがナオミ)
と言うのが本筋の事件の真相
 
でもそこになんか色々尾ひれがくっついて、かなりややこしかったです。
とにかく登場人物がとても多く、しかも色々からみあっていて面白い。面白いんだけど人物描写がいまいちであーこの人があの人かーっていうのが名前でしかわからない。なのでもう一度読まないとちゃんとつながりがわからないんだけどもう一度読みたいってほどではなくて
なんというか惜しい小説でした。
 
 
あらr