ワンオペワーママの賢い子育て

ワンオペで小学校低学年と保育園児を育てるワーママです

代償 伊岡瞬

 

 

代償 (角川文庫)

代償 (角川文庫)

  • 作者:伊岡 瞬
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 文庫
 

 

内容(「BOOK」データベースより)

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

 

 

感想&あらすじ

人間の黒い部分が書かれている小説が好きな方だと思っているのですが、今回はしょっぱなかがらぶっ飛ぶほどの嫌な奴がでてきてその人が一ミリも救いのない悪人で読んでて嫌になるほどでした。

 

平凡な家庭で育った圭輔の家には時々遠縁の親戚の達也がやってくる。

親は親戚と話してる間達也くんと遊んでなさいといってくるが達也は自分の母親のことを女としてみたりものを盗んだり全く仲良くなれそうにない。

 

ところがある日達也が家に泊まった日、達也が作ったカレーに睡眠薬が入っていて両親が寝てる間にタバコの不始末(達也にすすめられ吸ってしまったタバコの灰が家事を引き起こしたのではと主人公は思っている)で火事になり両親が死んでしまう。

圭輔は両親が残した多額の保険金等がほしい達也の母親の元で達也と暮らすことになる。

 

圭輔はここでかなりつらい思春期を圭輔はおくるが、友人や周りの人の助けにより中学卒業後に家をでてその後弁護士になった。

 

ある日達也から無実の罪で捕まっているので弁護してほしいと依頼があり・・・

 

 

いやもう本当達也くず。

前半は達也がきたことで平凡で幸せだった圭輔の家庭が本当にがらがらと音をたててくずれていき、達也のせいで火事になり両親は死亡し(しかも母親はレイプまでされてる)その後保険金を手に入れた達也の母も極悪人で圭輔の両親だったらと想像すると本当にいたたまれない。

読後感が悪い本が大好きだけど、今回ばかりはラストの後味が悪かったら本当許せないなって思いながら読み進めました。

 

まぁそれなりにちゃんと悪事があばかれて一件落着なんだけどね。

圭輔があの環境から弁護士になってしかも友人に恵まれていたからこそあばけた悪事でなんというかリアリティにかける。

あれぐらいのモンスターは世の中にいるかもしれない。

でも現実の場合はきっと圭輔のように嘘を暴いて一件落着の様にはできないだろうなぁそもそも圭輔の様にモンスターから一時的に遠ざかる事さえ不可能だろう。

って思うと現実はさらに闇が深いなぁと読んでいて暗くなりました。