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殺気! 雫井脩介

 

 

殺気! (幻冬舎文庫)

殺気! (幻冬舎文庫)

  • 作者:雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: 文庫
 

 

内容(「BOOK」データベースより)

このざわめきは事件の予兆!?12歳で何者かに拉致監禁された経験をもつ女子大生のましろは、他人の「殺気」を感じ取る特殊能力が自分にあると最近分かってきた。しかし、その起因を探るうち、事件当時の不可解な謎に突き当たってしまう。一方、街では女児誘拐事件が発生。ましろは友人らと解決に立ち上がるが…。一気読み必至のミステリー。

 

 

あらすじ&感想

他人の殺気を感じることができる能力をもつ女子大生ましろが主人公。彼女は12歳の頃公演で拉致監禁された経験があるが、トラウマになることをおそれ精神科の先生に記憶を封じ込められている

 

 

登場人物 

  • ましろ 主人公 人の殺気!を感じとることができる
  • 仁美 ましろの友達 明るい
  • 鮒田 ましろのバイト先の店長
  • 次美 鮒田の彼女 地方記者 兄はかつて理美子の父と一緒に働いていた
  • 友部 なよなよしているましろが好き
  • 理美子 ましろの小学校時代の親友。ただその後父親が山菜を取りに行ったときの事故で亡くしてから荒れて疎遠になっていた
  • 勝弘 地域で一番の建設会社の社長の長男 この会社で理美子の父も働いていた
  • 幸介 地域で一番の建設会社の社長の次男 理美子の彼氏

 

 

ネタバレ

理美子の父は山菜取りで亡くなったのではなく、工場内で資格をもたない次美の兄の操作ミスで亡くなっていた。

しかし、工場内での事故は会社の存続にかかわるためその事故を山菜とりでの事故に偽装することにした(理美子の父自体も元々会社に迷惑をかけたくないと次の日に病院にいこうとしていた)

ところがその死体を運ぶ途中で写真入れを落としてしまい、それを拾ったましろが理美子がうつっていたため理美子のものだと勘違いし拾った勝弘に返さなかったため勝弘はましろを監禁した。

これが12歳の時の誘拐事件の真実。

それに気づいたましろは勝弘に自首をすすめるが、勝弘は首を縦に振らず逆にましろに事故を装いがけから飛び降りろと脅迫する。

が、ぎりぎりで友部と仁美が間に合いなんとか助かる。

 

 

感想

その場で救急車をよんでくれていたら今よりは救われていた次美の兄や理美子の家族のことをとっさに想像できず、どうせなくなってしまったのだから会社の存続のためと一時的に間違った選択をしてしまったのは100歩譲れたとしても、その真実に気づいたましろに崖から飛び降りることを脅迫している時点で勝弘はもう完全殺人者。

 

悪いことをしてしまっているというストレスは人を本当に悪人に変えていくのかもしれないなぁ

怖い怖い。

 

でも全体的には軽いタッチで読みやすかったです。

殺気探偵としてシリーズにできそうな感じでした。