ワンオペワーママの賢い子育て

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希望の糸 東野圭吾

 

 

希望の糸

希望の糸

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: ペーパーバック
 

 

内容紹介

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。

「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。

閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。

 

あらすじ&感想

 

加賀恭一郎シリーズの最新作。

 

 

今回は加賀恭一郎のいとこの松宮脩平が主人公。

 

汐見行信と怜子の間には二人の子供がいましたが、子供達二人で新潟のおばあちゃんちにむかった日に新潟中越地震が発生し二人の子供は亡くなってしまいます。

その後二人は、もう一度子供を作ることを考え不妊治療の末妊娠。

萌奈が産まれました。

 

 

それから何年も時が流れ(正確には16年後 後に判明)、金沢の料亭旅館「たつ芳」の女将である芳原亜矢子は末期癌の父に遺言状があることを弁護士に知らされます。

亡くなる前に読んだ方がいいことを暗にすすめられた亜矢子がその遺言書を読むとそこには自分とは別に血のつながった息子松宮脩平がいることが記されていました。

 

時を同じく、カフェの店長花塚弥生が何者かに殺されます。

担当刑事は松宮脩平

 

そんな時に不動産屋を介して芳原亜矢子から電話が入ります。

彼女のことを全く知らない脩平はそこで初めて亡くなっていると母に聞かされていた父が実は生きているということを知ります

脩平の父は母の克子に勤めていた料理店の火事でなくなったと聞かされていましたが実際は旅館を継ぐために東京に料理修行に出かけていて、正妻の正美(亜矢子の母)が交通事故に遭ったことで旅館に戻っていたことを知ります。

 

 

 

脩平は、殺人事件については、汐見行伸元夫の綿貫を怪しいと思っていました。

弥生の元夫の綿貫は中谷多由子という女性と事実婚状態でした。

綿貫弥生と離婚後ほとんど連絡をとっていませんでしたが、事件の1週間前にあっていたことは認めました。

 

また弥生の元には汐見行伸が頻繁に通っていたことが判明します。

彼の娘萌奈(最初に出てきた不妊治療の末授かった子)は14歳になっていましたが妻の怜子は白血病で亡くなっていました。

綿貫は元妻弥生の遺品整理などもかってでていてその辺も怪しいと踏んでいました。そのため弥生の実家の聞き込みをすると弥生の中学時代の写真を抜き取っていたことが判明します。

また弥生萌奈の学校付近で何度か目撃されていたことも判明します。

 

そこに突然綿貫の妻多由子が殺害を自白。

彼女は綿貫をとられてしまうと思い殺害したと自白しますがまだ隠し事があるようです。

 

 

そして・・・

ここからネタバレ

 

実は亜矢子の母正美は同性愛者で正美と一緒に事故にあった夫婦は正美の同性愛者とそれを知ったその夫。

そして正美の夫である脩平の父は正美が同性愛者であることを知るも亜矢子のために離婚しないことは決めていたが、東京で克子に出会う

しかしその後正美が事故に遭ってしまったため金沢に戻っていた。

克子はその後妊娠に気づきずっと脩平の父には知らせずに育てていたが気づかれ脩平の父はその後1度しかあってないが脩平のことを気にかけていた。

 

そして行伸と怜子の間に産まれた萌奈は医療ミスで間違って怜子のお腹に戻されてしまった綿貫と弥生の受精卵から産まれた子どもだった。

行伸と怜子はそれでも我が子として育てていたが、怜子がなくなり、本当の親に知らせてあげたほうがいいのではないかと考え行伸が弥生に知らせそのことを弥生が綿貫に知らせていた。

弥生はただ自分の血のつながった子どもがいることがうれしいと感じているだけだったが、過去に中絶を繰返し子どもができにくいことに悩んでいた多由子はこれを機に綿貫が弥生のところに戻ってしまうのではないかと考え不安になり、弥生を訪ねたところ「あなたにも素敵なめぐり逢いがあると思う」と言われ綿貫をあきらめろと言われていると勘違いし殺害してしまった。

実際は素敵な巡り合いは赤ちゃんができることを指しているとあとで気づき自白。

 

 

その後脩平は父に会いに行きます、声をかけると少し表情が変わったような気がしますがすぐに目を閉じてしまいますが脩平は満足します。

 

綿貫は留置所の多由子に会いに行きます。

多由子は綿貫に妊娠したと報告すると綿貫はとても喜びます。

でもそれは多由子の嘘で実際妊娠していませんでした。

ただ多由子は妊娠の報告を始めて喜んでくれた人がいることを大切にこれからを生きていこうと思います。

 

そして行伸は娘に自分と血がつながってないことを告白。

でも大好きだということを伝えると。萌奈はそれを聞きたかったと満足します。

 

 

 

 

複雑に絡み合った糸がきれいに最後はまとまる

さすが東野圭吾です。

ただ正美の同性愛者の下りはいらなかったかなぁ。

親が決めた結婚だったが他に忘れられない人が正美にはいてそれを承知で結婚を決めていた

くらいでよかった気がする。